ブルックナー 交響曲第8番 朝比奈隆 大阪フィル 1994年 シンフォニーホール


ブルックナー 交響曲第8番 DVD

このソースははじめて発売される。この2週間後のサントリーの演奏会は、私も聴いたし、その後CDでも発売され大好評の演奏である。

この大阪での演奏、そのサントリーのものとはずいぶん印象を異にする。まず、DVDとしての音質がCDとはだいぶ違う。明瞭さが欠けている分、まとまりの音のエネルギーを感じる。修正をしていないので、音がずれているようなところはかなりある。
しかし、音の太さというか、エネルギーというか、推進力というか、そういうものは、他の演奏にはないものがある。まさにライブならでの迫力というのだろうか。とくに、大阪シンフォニーホールは、サントリーなどと比べると、ホールの容積が小さく、音が飽和しているようにも聴こえる。生だったら、もっともっとすごい演奏に聴こえるだろう。

朝比奈さんのブルックナーの8番の映像は、ほかにもいろいろある。
以前NHKで放送されたフェスティヴァルホールのもの、最後の朝比奈隆の軌跡のシリーズ。この最後のものは、朝日放送からDVDの発売が予告されたが、出ていない。9番のみ出た。8番にいたっては、CDにもなっていない。しかし、8番の演奏は、正月に朝日放送が早朝に放送したのを見た。そのうち出るかもしれない。

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東武レコーディングズ第3弾
朝比奈芸術の真骨頂 朝日放送アーカイヴより完全初出DVD
ブルックナー:交響曲第8番 1994年7月9日ライヴ

1994年7月9日、朝比奈隆86歳を祝うバースデイ・コンサート(大阪ザ・シンフォニーホール)における超名演が今映像作品として初のソフト化! 亡くなる三ヶ月前まで採り上げた巨匠の愛奏曲ですが、エネルギッシュにグイグイとオーケストラを引っ張る当演奏こそ、その矍鑠たる舞台姿(舞台袖からステージに至る光景も含まれております)も含めベストに相応しいものと言えましょう。これぞDVDで見るに相応しい名演です。当演奏のほぼ二週間後には、東京サントリーホールでも同曲を取上げ、その名演も語り草です。

【ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ交響楽団総裁)のライナーノートより】
1994年7月24日、妻と私は東京サントリーホールで、朝比奈隆の指揮のもと大阪フィルハーモニーによるブルックナー交響曲第8番の途方もなく圧倒的な演奏の目撃者となる栄に浴した。この演奏こそ、まさしく、私に-当時私はシカゴ交響楽団の総裁だったが-巨匠朝比奈をシカゴに招くことを決意させたものだった。
当DVDにおける演奏は東京での公演の2週間ほど前のものであるが、あの時私の心を虜にしたあらゆる特質がはっきりと見て取れる。アントン・ブルックナーの音楽が朝比奈の芸術家としての魂の中心を占めているのは明らかだ。彼はこの曲が本当に好きで、その長いキャリアを通じて幾度も取り上げた。この深い愛着と見識はこのディスクを聴くだけでなく、また見ることによって顕著となる。音楽がその賞賛に満ちた高みに到達するとき、崇高な美しさの瞬間、また圧倒的な緊張に溢れたときどきに、ただ朝比奈の表情を読み取ることで、どんなに深く彼に、そして彼を通して大阪フィルハーモニーのメンバーにこの音楽が語りかけているか知ることとなる。(東武トレーディング)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 収録時期:1994年7月9日
 収録場所:大阪、ザ・シンフォニーホール(朝比奈隆86歳バースデイ・コンサート・ライヴ)

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