ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 朝比奈隆 ハンブルクNDR so. 1960年

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1960年1月18日-20日、ライヴ・モノラル。

朝比奈さんのショスタコーヴィチは、この演奏のほか、大フィルのものがあり、タワーレコードから、マーラーの8番とのカップリングで出ている。

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フランク 交響曲ニ短調 朝比奈隆 北ドイツ放送響 

朝比奈隆
 フランク:交響曲 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1964年2月1日-4日、スタジオ、ステレオ。

朝比奈初ディスク曲。ドイツでは評判となったため各地で演奏しているのだとか。確かに求心力の高い優れた演奏。初出音源。

ステレオとあるが、モノラルにしか聞こえない。

なかなか重量級の名演です。
フランス的な色彩は乏しいですが、なかなかインスピレーションに冨み、なかなか聴き応えのある演奏です。

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ムソルグスキー ラヴェル 展覧会の絵 朝比奈隆 北ドイツ響 1966

ODCL-1003
朝比奈隆
 ムソルグスキー:展覧会の絵 朝比奈隆指 ハンブルクNDR so.
 録音:1966年2月1日-4日、スタジオ・ステレオ(*)。

近年では彼は全く演奏していなかった曲目だが、展覧会の方は1999年に演奏会で取り上げ、ディスク化もされた。この曲、ドイツ中のオケで指揮した当時の十八番だったのだとか。初出音源。

ステレオの表記があるが、モノラルにしか聞こえない。

けっこうテンポがはやくて、意外。
オケも少々雑なところもあるが、勢いがあって、熱演。
ラヴェル編曲の華やかな面がすくなくて、けっこう音色は暗い。

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チャイコフスキー ロメオとジュリエット 朝比奈隆 北ドイツ放送響 1961

チャイコフスキー:ロメオとジュリエット(*)
 朝比奈隆指 ハンブルクNDR so.
 録音:1961年5月15日、ライヴ・モノラル

朝比奈さんは、チャイコフスキーが得意だし、とくに若いころはよくやっていた。

非常に情熱的な名演です。

オケがしっかりしているので、とても聴き応えがあります。

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ベートーヴェン 交響曲第6番 朝比奈隆 北ドイツ放送響 1962

ODCL-1001
朝比奈隆
 ベートーヴェン:交響曲第6番 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1962年1月16-19日、スタジオ(*)モノラル。

1960年代初頭の朝比奈さん。

オケは北ドイツ放送響なので、さすがにうまい。

音楽のつくりは、その後の朝比奈さんとほぼ同一であり、こういうスタイルが当時から確立していたことになる。

音楽がどんどんのってきて、後半になるほどもりあがってくる。

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ベートーヴェン コリオラン序曲 朝比奈隆 北ドイツ放送響 1961

ODCL-1001
朝比奈隆
 ベートーヴェン:コリオラン序曲 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1961年5月15日、モノラル。

ODE CLASSICS

モノラル録音

朝比奈さんの1960年台初等の録音は珍しい。
モノラルだが、なかなか綺麗な録音。

オケがやはりウマイ。
演奏スタイルは、朝比奈さんそのものだが、オケがウマイので、すごい推進力を感じる。

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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 朝比奈隆 北ドイツ 1990

ベーチーヴェン ピアノ協奏曲第4番

オレグ・マイセンベルグ(P;*)
朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1990年3月15日、ライヴ・ステレオ(*)

ODE CLASIICS

交響曲第2番とのカップリングだが、時代はずっと後のもの。
朝比奈さんとしては、めずらしいレパートリー。

第2番のあとだと、録音が新しいので、音がものすごく美しい。

テンポもつったりした安定感のある演奏だが、なかなか詩的表情もあって、聴かせる。

ピアノソロの音がきれいだし、表現も味わい深く、非常に技術的にも安定している。

オケもなかなか味わいがあって、すばらしい。テンポはゆっくりしており、安定感は抜群。

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ベートーヴェン 交響曲第2番 朝比奈隆 北ドイツ放送響 1960

ベートーヴェン:交響曲第2番

ODE CLASSICS ODCL-1002
   
朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1960年1月18日-20日、ライヴ・モノラル/

交響曲2番は朝比奈とハンブルク北ドイツ放響との初共演時のもの。

モノラル録音。

これは、1960年の録音です。国内では、こんな時代の録音はないので、貴重。

大きな編成による、どっしりとしたなかなか迫力のある演奏。

名門オケだけでに、アンサンブルもしっかりしている。

弦楽器の精度は、やはり大フィルと比べるとさすがにはるかに上である。

しかし、朝比奈さんの棒だと、音色も大阪フィルに似てくるのが不思議。

しかし、これは、1960年。この時代の大フィルの音は、どんなだったんでしょう。

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R.シュトラウス アルプス交響曲 朝比奈隆 北ドイツ放送響 1990

R。シュトラウス アルプス交響曲
朝比奈隆指揮 北ドイツ放送交響楽団
1990年3月19日ステレオ・ライヴ録音
ODE CLASSICS

ODE CLASSICで発売された7枚組のひとつで、このシリーズのなかでは、数少ないステレオ録音。
ODE CLASSICSは、会社がなくなってしまっており、現在中古市場でしか入手できない。
このあと、EMIでも発売されたが、廃盤のようである。

HMVのサイト

きれいなステレオ録音で、オーケストラの技術も確かだし、スケールの大きな怪演である。

Richard Strauss (1864- 1949) – Eine Alpensinfonie op. 64

NDR Symphony Orchestra Hamburg
Takashi Asahina (Conductor)

(Live recording : Musikhalle Hamburg, March 19, 1990)

The Parts :
01. Nacht 3’21
02. Sonnenaufgang 1’24
03. Der Anstieg 2’22
04. Eintritt in den Wald 5’39
05. Wanderung neben dem Bache 0’48
06. Am Wasserfall 0’15
07. Erscheinung 0’48
08. Auf blumige Wiesen 0’50
09. Auf der Alm 2’37
10. Durch Dickicht und Gestrόpp auf Irrwegen 1’29
11. Auf dem Gletscher 1’12
12. Gefahrvolle Augenblicke 1’42
13. Auf dem Gipfel 5’22
14. Vision 3’51
15. Nebel steigen auf 0’29
16. Die Sonne verdόstert sich allmδhlich 1’14
17. Elegie 2’39
18. StilIe vor dem Sturm 3’04
19. Gewitter und Sturm, Absteig 3’44
20. Sonnenuntergang 1’48
21. Ausklang 6’06
22. Nacht 2’12

アルプス交響曲は、いろんな指揮者のものがあるが、朝比奈さんの演奏を聴くと、え、こんなにすばらしい曲だったっけ、と思う。朝比奈さんの得意としていた曲であるが、ブルックナー、ベートーヴェン、チャイコフスキーと比べると、あまり話題にされない。

朝比奈さんは、北ドイツ放送交響楽団とは、いくつかの録音を残している。北ドイツ放送交響楽団が来日したとき、昭和女子大でブルックナーの4番の怪演をしているが(生を聴いた)、録音としては出ていないようである。北ドイツの録音では、これが一番最後のもので、完成度も高い。

朝比奈さんは、若いころベルリン・フィルも振っているが、その後ヨーロッパの超一流のオケとは縁がなかった。この事情は、大フィルの事務局の人に聞いたことがあるが、それは、今触れないでおく。その結果、朝比奈さんは日本国内でじっくり演奏することができた、ということだろう。

朝比奈さんのアルプスは、このほかにシカゴ交響楽団の支配人の目にとまったオールジャパンのものと、大フィルのものがあるが、音楽的には、やはり大フィルのものがもっとも満足度が高い。やはりじっくり育てていくタイプの音楽家だったと思う。この北ドイツのも名演だが、これ聴いたあと大フィルを聴くと、腰抜かす結果となる。音楽のスケールも大きいが、なんと愛情に満ち溢れた音楽か。

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ODE CLASSICS

ODE CLASSICSというレーベルがかつてありました。
朝比奈さんのヨーロッパの演奏のCDがいくつか発表されていました。
一時、セットで安く出ていたのですが、レーベル・オーナーのハンス・ハイン・モーザー死去に伴い、2001年に活動を停止し、解散してしまいました。、いまは、中古市場からしか入手できないかもしれません。ただ、かなり出ていたので、さがせばあると思います。

この演奏については、個々に書いています。

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ODCL-1001
 ベートーヴェン:コリオラン序曲(*)
 交響曲第6番
朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1961年5月15日、ライヴ/1962年1月16-19日、スタジオ(*)。共にモノラル。

 ベートーヴェンの交響曲全集を6度も入れている彼だが、1960年代の録音はこれが初登場。初出音源。

ODCL-1002
 ベートーヴェン:交響曲第2番/
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(*)
 オレグ・マイセンベルグ(P;*)
 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1960年1月18日-20日、ライヴ・モノラル/1990年3月15日、ライヴ・ステレオ(*)。

交響曲2番は朝比奈とハンブルク北ドイツ放響との初共演時のもの。協奏曲の方は最近の演奏で、さっそうとした朝比奈の伴奏が素晴らしい。マイセンベルグも知られざる名手であり、これまた聴かせる。初出音源。

ODCL-1003
 チャイコフスキー:ロメオとジュリエット(*)
 ムソルグスキー:展覧会の絵
 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1961年5月15日、ライヴ・モノラル/1966年2月1日-4日、スタジオ・ステレオ(*)。

近年では彼は全く演奏していなかった曲目だが、展覧会の方は1999年に演奏会で取り上げ、ディスク化もされた。この曲、ドイツ中のオケで指揮した当時の十八番だったのだとか。初出音源。

ODCL-1004
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1960年1月18日-20日、ライヴ・モノラル。

ハンブルク北ドイツ放響との初共演時のもの。非常にゆっくりとしたテンポで進み、近年のショスタコーヴィチ解釈にも通じるものがある啓示的な演奏。初出音源。

ODCL-1005
 フランク:交響曲 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1964年2月1日-4日、スタジオ、ステレオ。

朝比奈初ディスク曲。ドイツでは評判となったため各地で演奏しているのだとか。確かに求心力の高い優れた演奏。初出音源。

ODCL-1006
 ベルリオーズ:序曲ローマの謝肉祭(*)
 ラヴェル:スペイン狂詩曲(#)
 レスピーギ:ローマの松(+)
 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1964年2月5日-7日(*)&1962年1月16日-19日(#)、スタジオ、モノラル/1969年2月24日&25日、スタジオ・ステレオ(+)。

朝比奈としては非常に珍しいレパートリー。ベルリオーズ以外彼の初ディスク。熱血する朝比奈が聞け、素晴らしい。初出音源。

ODCL-1007
 R.シュトラウス:アルプス交響曲
 朝比奈隆指揮 ハンブルクNDR so.
 録音:1990年3月19日、ライヴ・ステレオ。

正に朝比奈十八番の曲であり、正に堂々とした巨匠の演奏としか言いようの無いほど圧倒的な名演奏。素晴らしい。初出音源。

ODCL-BOX1
(7CD)
朝比奈隆 BOX ODCL-1001~1007のセット。

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