朝比奈隆 ブラームスチクルス 新日本フィル 1990年 ブルーレイ

朝比奈隆 ブラームスチクルス

ブラームス:
Disc1
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
(3)ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
(4)交響曲第2番ニ長調Op.73

Disc2
(5)交響曲第3番ヘ長調Op.90
(6)ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
(7)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(8)特典映像 俳優・寺田農 実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出
(9)交響曲第4番ホ短調Op.98

【演奏】
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
伊藤恵(ピアノ)(2)
藤川真弓(ヴァイオリン)(3)
豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)(6)
上村昇(チェロ)(6)
園田高弘(ピアノ)(7)

【収録】
1990年2月5日(1)(6)、5月1日(2)(5)、4月3日(3)(4)、6月1日(7)(9)
オーチャードホール

ソリストも超豪華。
朝比奈隆のブラームスの世界

1990年に朝比奈隆と新日本フィルが行ったブラームス・チクルスを実相寺昭雄監督が映像化した貴重な記録。2010年に(株)写影からDVDで発売されましたが、アップコンバートしてブルーレイにて発売となります。
交響曲第1番と第4番は「交響的肖像」(KKC90001/2)に収録されているものと同じですが、交響曲全曲に加え、協奏曲4篇それも超豪華なソリストとの共演も含まれるためこのアルバムの価値は計り知れません。朝比奈隆のブラームスの世界に浸りきることができる贅沢な時価を過ごせます。
キングインターナショナル

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朝比奈隆 交響的肖像 新日本フィル ブルーレイ

かつで発売されていたDVDの映像に、英雄と大地の歌が追加されて、ブルーレイディスクで発売されます。

大地の歌は、完全初出となります。

朝比奈隆 交響的肖像

朝比奈隆歿後20年、実相寺昭雄歿後15年、新日本フィル創立50周年!
注目の完全初出「大地の歌」!!

2021年は朝比奈隆の歿後20年、映画監督の実相寺昭雄の歿後15年にあたります。朝比奈の円熟期1990年代に、氏を崇拝する実相寺が制作した「朝比奈隆 交響的肖像」は1999年に日本コロムビアからDVD3枚組でリリースされ話題となりました。長らく入手困難となっていましたが、今回ブルーレイ・ディスクにアップコンバートして登場します。
前回未収録のベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」と完全初出のマーラー「大地の歌」、朝比奈・実相寺対談の未発表部分も復活させ、全体で8時間に及ぶすべての点でパワーアップしながらお手頃価格にしての記念発売となります。
朝比奈の「大地の歌」は大阪フィルとの演奏が発売されていますが、この1994年5月9日東京文化会館でのライヴは存在が半ば伝説化していた音源。ついに日の目を見ます。
新日本フィルも今年2021年が創立50周年にあたり、同団事務局長・専務理事だった松原千代繋氏が実相寺昭雄鍾愛の俳優・寺田農と両巨匠の思い出などを語った最新映像も収録。
いずれの交響曲もノーカット収録。オーソドックスなコンサート映像ながら実相寺色が濃厚に表れているのもファン興奮。リハーサルの場面でさえ映画の1シーンのように迫ってきます。音質も良好。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料 (2021/09/08)

構成数 | 2枚
[1] 実相寺昭雄との対談(1) ヴァイオリン奏者から指揮者へ
[2] 実相寺昭雄との対談(2) 戦後初めて渡欧した時のエピソード。フルトヴェングラーとの出会い
[3] ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98<1990年6月1日オーチャードホール>
[4] 実相寺昭雄との対談(3) ベルリン・フィルを指揮したこと~カラヤンの印象
[5] 実相寺昭雄との対談(4) 音楽の道へ~出会った人々
[6] ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68<1990年2月5日オーチャードホール>
[7] 実相寺昭雄との対談(5) 阪急電鉄への入社
[8] ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a<1990年2月5日オーチャードホール>~主題と第1 変奏のみ
[9] 実相寺昭雄との対談(5) つづき 中国大陸での難民生活
[10] リハーサルと実相寺昭雄との対談(6) 下積み時代
[11] リハーサルと実相寺昭雄との対談(7) フルトヴェングラーとの出会い
[12] ブルックナー:交響曲第3 番ニ短調<1996年12月12日東京文化会館>
[13] 実相寺昭雄との対談(8)
[14] ベートーヴェン:交響曲第3 番変ホ長調「英雄」<1989年2月5日>
[15] 実相寺昭雄との対談(9)
[16] 実相寺昭雄との対談(10)
[17] マーラー:大地の歌(川上洋司、伊原直子)<1994年5月9日東京文化会館>(初出)

+ 松原千代繁・寺田農の対談<2021年7月20日収録>

【演奏】
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団

演出・監修:実相寺昭雄

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ブラームス 交響曲第4番 朝比奈隆 新日本フィル 1990

ブラームス 交響曲第4番 
朝比奈隆 新日本フィル 
1990月6月1日 オーチャードホール

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ブラームス 交響曲第3番 朝比奈隆 新日本フィル 1990

ブラームス 交響曲第3番 
朝比奈隆 新日本フィル 
1990 オーチャードホール

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ブラームス 交響曲第2番 朝比奈隆 新日本フィル 1990

ブラームス 交響曲第2番 
朝比奈隆 新日本フィル
1990 オーチャードホール

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ブラームス 交響曲第1番 朝比奈隆 新日本フィル 1990

ブラームス 交響曲第1番 

朝比奈隆指揮 新日本フィル

1990 オーチャードホール

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ブルックナー 交響曲第9番/テ・デウム 朝比奈隆 東京交響楽団

ブルックナー 交響曲第9番/テ・デウム 朝比奈隆 東京交響楽団
1991 オーチャードホール

ブルックナー 交響曲第9番/テ・デウム

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ブルックナー 交響曲第3番 朝比奈隆 新日本フィル 1996 オーチャード

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ブルックナー 交響曲第3番 朝比奈 新日本フィル

ブルックナー 交響曲第3番
朝比奈隆指揮 新日本フィル(第3稿 改訂版)
1996年オーチャードホール
フォンテック FOCD-9630

DVDで同時期の演奏がでていますが、あれは東京文化会館、こちらはオーチャードが主体のようです。初出録音。

東京文化会館ライブ

朝比奈さんのブルックナーの3番は、この演奏の前には、大フィルで1993年のものがありますが、この1996年のものが最後の録音になります。2001年に定期演奏会でとりあげる予定でしたが、10月24日の名古屋が最後の演奏会になりました。このブルックナー3番が予定されていた演奏会は、代わりに外山雄三さんが指揮をしました。プログラムも別の曲で。

このCDを聴く前に、アバドの極上の響きを聴いていたので、さすがに、1996年の新日本フィルの音は野暮ったく聴こえますが、それもすぐに慣れます。朝比奈さんの音楽を聴く時は、やはり特別な感覚があります。30年以上ライブをきき続け、そして、個人的にもお世話になっています。CDもまずほとんど全部もっています。そういう私としての朝比奈さんの音楽の接し方の歴史をふりかえざるをえません。まあ、身内の音楽という感じ。

さて、ブルックナーの交響曲第3番は、朝比奈さんとしては、得意なはずのブルックナーのなかではもっとも苦手な音楽だったようです。で、ちょっとほかの曲とくらべると流れが悪い印象もあります。

この第3番は、93年の大フィルと比べると、かなり印象が異なります。
だいたい新日本フィルと演奏するときの共通点として、弦のボーイングが非常にきちりとしていて、ちょっと流れがわるいくらい。ただ、ものすごく丁寧に弾いていますので、なかなかエネルギー感がある。93年の演奏の方が、もうすこし行書的というか、こなれています。これは、大フィルだから慣れているから、ということでしょう。朝比奈さんの練習は、楽譜を丁寧に弾くことを求めているので、最初は、どうしてもこういうゴツゴツした感じになります。かつ、朝比奈さんが、この曲に流れの悪さを感じていたら、そういう面が強調されます。大フィルのは、ここまで丁寧にはきこえない。とにかく、ものすごくいろんな表情がついてる。

たしか、この新日本フィルの演奏のリハーサルでは、大フィルのときのボーイングがいい加減だったとの説明もあり、その後、相当研究した跡がみられます。ま、とにかく、大フィルのがたしかにいい加減に聴こえるほど丁寧。

結果として、かなり音圧の強い、ゴツゴツとした音楽になっており、だんだんあとになるにつれて、いくぶん流れもよくなり、迫力満点です。

1993年の大フィルのスタジオ録音の方が流れがよく、洗練された音楽になっています。いや洗練というより、こなれた、というか、行書という感じ。新日本フィルのは、楷書ではないなあ。もうすこし、ずぶとくて、ごつごつした面を強調したような字体。だから、ずいぶん印象が違うので、両方つづけて聴くとなかなか面白いです。

録音はいくぶん固めです。大フィルのキャニオン盤の方が優秀録音。

ブル3 新日本フィル

【曲目】
ブルックナー: 交響曲 第3番 ニ短調 [第3稿改訂版]

【演奏】
朝比奈隆(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

【録音】
1996年12月12日 東京文化会館 12月16日 オーチャードホール(ライヴ)

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ブルックナー 交響曲第4番 朝比奈隆 新日本フィル 1992年 DSDリマスター

朝比奈 ブルックナー 交響曲第4番

新日本フィルでは、ブルックナーのチクルスをやったのだが、それは5,7,8の3曲。それ以外に、同時期に定期演奏会で取り上げたのが、この4番で、同時期のものとして、セットで発売されたのである。演奏の計画としては、4曲セットで行われたが、この4番だけ定期演奏会になったようである。

1992年5月13,15日(ライヴ)東京文化会館、オーチャードホールの2つの会場での録音。これは実際には聴いていない。

今回のシリーズの中では、会場が違うこともあるだろうが、かなり響きが違う。かなり残響が多いが、ホールトーンを重視するというより、フォルテッシモのときに音が少々にごる。

演奏のスタイルとしては、かなり重厚なつくりで、またマッシブな力がある。非常に迫力に富んだ演奏である。オケのトーンは、やはり大フィルよりは透明感があり、きちんと弾いているのはいつもと同じ。ほかの新日本フィルとの演奏と比べても相当パワフルな演奏の1つと思う。

第1楽章からして、相当パワーが入った演奏。後年のものとは違って、相当力強い。一気に進んでしまう。

第2楽章は、最初のチェロのテーマも十分厚い響きをもっており、これも後年のものと比べると、ずいぶん強い演奏。木管も、へんな表情というのがなくて、ストレートな表現。

第3楽章は、朝比奈さんのスケルツォ表現がいつもそうであるように、比較的ゆっくり目で、重量感があるもの。今回は、主部の最後のところで、かなりテンポがはやくなる等、相当いじっている。

第4楽章も最初からマッシブな響きがすばらしい。勢いもある。数ある朝比奈さんのロマンティックの中では、もっとも力強い表現だろう。録音はちょっと飽和気味である。ここでも、けっこうテンポは揺らしており、必ずしもインテンポではない。

しばらくぶりに聴いたのだが、こんなにすごい演奏だったかと、あらためて思う。

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ブルックナー 交響曲選集 朝比奈隆 新日本フィル

朝比奈さんは、新日本フィルの指揮顧問団の1人だったので、たびたび指揮台に登場した。とくにコンサート形式のニーベルングの指環は画期的な業績。ただ、あの指環のころは、朝比奈さんの健康は絶不調だったと、あとで本人からきいたことがある。

ところでブルックナー。かなり長期間にわたってとりあげているが、ここで話題にするのは、新日本フィルでチクルスをやったときで、これは、5番、7番、8番だった。その前に4番をやっていて、この4曲で1セット。私は、チクルスの3回のコンサートに行った。

このほかにちょっとたったときに、第3番をやった。これはたしか版がノヴァーク版だった。朝比奈さんは、3番は、いろいろな版を取り上げている。どれが、好きだったのか。

このシリーズは、フォンテックで録音され、映像もある。

このCDは、オケの音が非常に洗練されていて、とても状態がよい。朝比奈さんの新日本フィルのベートーヴェンもそうだが、音の純度が高く、とてもすばらしい演奏である。

録音があんまりよくなかったが、リマスターして、見違えるような音になった。

曲ごとの説明は、以下のリンクを

  ↓ ↓ ↓

交響曲第3番
交響曲第4番
交響曲第5番
交響曲第7番
交響曲第8番

朝比奈さんは、このツィクルスでは、第9番を入れていない。しかし、東京カテドラルの最初のシリーズで、第9番は、新日本フィルだった。

映像のセットがある。

朝比奈隆 ブルックナー 交響曲選集

タワーレコードから、SACDシングルレイヤーで再発売されます。

朝比奈隆 ブルックナー交響曲選集 新日本フィル SACDシングルレイヤー

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