ブラームス 交響曲第1番 朝比奈 東京都交響楽団 1996

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朝比奈 東京都響 ブラームス 1

朝比奈さんのブラームスのなかでは、もっとも重厚でど迫力のある1番です。
最晩年は、比較的あっさり気味だったので、昔の朝比奈さんのファンにとっては、非常に懐かしく感じたものです。

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演奏時間53分・・・奇跡の音魂!
ベートーヴェン、ブルックナーと並び、朝比奈がその演奏に最も力を込めたブラームス。朝比奈が東京でおこなった「ブラームス・ツィクルス」は3回でした。第1回目の1990年、そして第3回目の2000年に新日本フィルを指揮しての公演は、既にCD化しております。(FOCD9206)
今回収録の交響曲 第1番は「第2ツィクルス」にあたる1996年の演奏で、4月から6月にかけて都響・東響・新日本フィルの3団体を指揮しておこなわれました。本盤は、その第1回公演のライヴ録音です。
1996年、87~88歳であったこの年、朝比奈は多忙を極めます。新日フィルとのツィクルス第2回公演終了後には渡米、シカゴ響とブルックナー第5番を共演。そして帰国後まもなく東響とのツィクルス第3回公演に臨み、同年10月には再びシカゴ響の公演に登場するというものでした。
本盤のブラームスは、均整美を追究した最晩年の演奏様式に至る直前のものです。演奏時間は53分におよび、圧倒的な奇跡の音魂は、「これぞ、朝比奈 大演奏」という称揚の言葉しかありません。<生誕100年>を記念する新たな名盤の登場です。 [コメント提供;フォンテック]

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ブルックナー 交響曲第0番 朝比奈隆 東京都交響楽団 1982

ブルックナー 交響曲第0番 朝比奈隆
東京都交響楽団 1982年5月12日 東京文化会館 ライブ FONTEC

朝比奈さんのブルックナーの第0番は、3種の録音がありますが、その最後のもの。
さすがに、これが一番完成度が高いです。

ブルックナー 交響曲第0番 朝比奈 東京都交響楽団

戦後まもなくブルックナー演奏を開始した巨匠朝比奈隆ですが、意外にも“日本初演”を指揮したのは第0番だけでした。朝比奈によるブルックナーの音源は数多く残されましたが、第0番となると1978年盤(ビクターの全集)があるのみでした。今回、初出となる東京都交響楽団との演奏は、ノヴァークの新原典版が出版されて間もない頃に行われたものです。朝比奈は、この時点で既に新版を十分に咀嚼してオーケストラを指揮しており、ブルックナー自身が「全然通用しない単なる試作」と呼んだこの作品が、実はまぎれもない傑作であることを証明しています。都響は、このライヴの前月にはジャン・フルネを指揮台に招いていますが、本演奏においてもしなやかさと重厚な響きを両立させた素晴らしいブルックナーを聴かせており、正しく快演。

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ブルックナー 交響曲第5番 朝比奈隆 東京都交響楽団 1980年 カテドラル ビクター

ビクターの全集に含まれている演奏だが、もとは、1980年に行われた東京カテドラルの第1回目のひとつで、最初は、このカテドラルチクルスのLPセットで発売された。

朝比奈 ブルックナー 交響曲第5番①

朝比奈 ブルックナー 交響曲第5番②、第0番

私にとって、第5交響曲を心底堪能した最初の演奏ということで、思い出深いものである。
この演奏会が終わって数日間、あたまのなかで、この曲が鳴り響いていた。

東京カテドラルの響きがすばらしく、とくに第4楽章のコラールのあとの弦楽合奏が静かにはいるところなど、いまでも思い出して鳥肌がたつ。全体的に流れがよく、大フィルの演奏よりスマートに感じる。会場のひびきもあるが、とてもリッチな響きが楽しめる。

東京都交響楽団の響きも美しい。

朝比奈さんは、このチクルスをやっていて、東京のオケがあまりにもすばらしく大阪フィル大丈夫かな、と思った、とこのシリーズ最終公演後の懇親会で語っていた。

・ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)

 第1楽章 Introduction: Adagio – Allegro [22:30]
 第2楽章 Adagio, Sehr Iangsam [17:05]
 第3楽章 Scherzo: Molto vivace, schnell [14:33]
 第4楽章 Finale: Adagio – Allegro moderato [27:09]
 東京都交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 録音:1980年9月3日、東京カテドラル聖マリア大聖堂(ライヴ、ステレオ)

この演奏は、XRCDで再発された演奏と同一です。

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ブルックナー 交響曲第2番 朝比奈隆 東京都響 1986年 ビクター

ビクターのブルックナー交響曲全集にフィルアップされている。
1986年の東京都交響楽団の東京文化会館でのライブ。

朝比奈 ブルックナー 交響曲第2番

朝比奈さんは、この第2番はあまりとりあげていないが、なかなか名演が多い。

ジャンジャンのものも、ジャンジャンのなかでは、出色の出来だし、この演奏も、すばらしい。

オケが大フィルではなくて、東京都交響楽団なので、一番安定しているともいえる。
東京都交響楽団では、けっこうブルックナーを演奏しているが、だいたいFONTECの録音である。

オンマイク気味の録音だが、非常に明瞭ですばらしい音響。

第1楽章、比較的粘りのある旋律で進むが、全体の仕上げがなかなか美しいし、音楽の流れがよい。

第2楽章、まず技術的に安定しているのがいい。音色が明るい。とくに金管楽器が安定しているのが好ましい。後半の弦楽合奏も音色が美しく好ましい。

第3楽章、非常に明快で快適なテンポで豪快に進む。音色が明るい。トリオ部分は、テンポがはやく、そして流れも非常によい。

第4楽章、明るい音色で、明快。勢いもあり、ぐいぐいとクライマックスとすすむ。

最後は拍手はない。

とても明快で、誠実で、なかなか聴き応えのある名演。

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ブルックナー 交響曲全集 朝比奈隆 大阪フィル/東京都響/東京響/新日本フィル ビクター

大手レコード会社は、ブルックナーを体系的に録音する機会を逸してしまい、ジャンジャンに先を越されてしまったのですが、日本ビクターがその後、目白の東京カテドラル教会のライブをメインにして、その後の個別の録音を行いまとめたセットです。

ブルックナー 交響曲全集 朝比奈 ビクター

この全集は、現在バラで復刻され、入手しやすくなりました。

この全集ができるその前提として、朝比奈さんのすべてのコンサートをレコーディングしよう、というプロジェクトがはじまっていたわけです。ビクターのあとは、キング、キャニオン、EXTON,フォンテック、いろいろな会社の録音がされました。その後大フィルも出すようになりました。

東京カテドラルの演奏がベースになっていて、それに単発ものをくっつけているという構成です。ある時期のブルックナーですが、一貫性がないのが難点です。ただ、全盛期の演奏だけに、基本的に水準の高い演奏です。カテドラルは、2回目を優先、1回目からは、5と9を採用されましたので、4番ははいりませんでした。この4番、ある意味記念碑的な演奏だったのですが。ただ、この第1回目のカテドラルでこの全集にはいらなかった演奏は、タワーレコーとから非常に廉価で出ました。

朝比奈さんの全集では第0番がはいっている唯一のものですが、最初に発売されたときは、世界で最初だという触れ込みでした。ハイティンクの方が先のような気もしますが。

スコアは、朝比奈さんは基本的にハース版です。9番は、ハースがないので、オレル版です。

第3番については、ハース版がないので、全集ごとに版が違います。これは、ノヴァークの第2稿です。
ジャンジャンは、エーザー版、キャニオンのは、ノヴァーク第3稿といわれていましたたが、改訂版でした。それで、ついに実現しなかった2001年の定期演奏会の版が話題になっていました。このスコア、バカ息子が棺にいれてしまったらしく、わからないのですが、第1稿だったということなのですが。息子も一応音楽家だから、わかっているはずだろうけども・・・。

全集については、最初にまとめて出て、のちに追悼盤となって再発されました。再発売でリマスターされています。

これから、全部のレビューをしますので、今の時点で聴き直します。

今回聴くのは、最初に出た全集です。

なお、私が、この録音になった実際の生演奏を聴いているのは、

第0番、第5番、第7番、第8番、第9番です。

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第0番 大阪フィル 1978.6,5 大阪フェスティヴァルホール

第1番 大阪フィル 1983.1.29 東京文化会館

第2番 東京都響  1986.9.11 東京文化会館

第3番(ノヴァーク第2稿)大阪フィル 1984.7.26 大阪フェスチヴァルホール
 
第4番 大阪フィル 1989.2.17 大阪フェスティヴァルホール

第5番 東京都響 1980.9.3 東京カテドラル第1回シリーズ

第6番 東京交響楽団 1984.1.28 東京文化会館

第7番 大阪フィル 1983.9.13 東京カテドラル第2回シリーズ

第8番 大阪フィル 1983.9.14 東京カテドラル第2回シリーズ

第9番 新日本フィル 1980.6.4 東京カテドラル第1回シリーズ

0.5.9がアナログ録音

そのほかがデジタル録音

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朝比奈隆 ブルックナー 交響曲全集 2回目 ビクター盤 ミュージックグリッド復刻

復刻専門メーカーのミュージックグリッドから、ばら売りがされています。
ただ、全集をそのまま1枚ずつバラにしていますので、曲によっては、2枚にまたがっていますので、要注意。

朝比奈 ブルックナー 交響曲第5番①

朝比奈 ブルックナー 交響曲第5番②、第0番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第2番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第3番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第4番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第6番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第7番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第8番①

朝比奈 ブルックナー 交響曲第8番②、第1番

朝比奈 ブルックナー 交響曲第9番

朝比奈隆 ブルックナーを語る

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シューベルト 未完成/ワーグナー パルシファルより 朝比奈隆 東京都交響楽団 1995/1993

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朝比奈 未完成 パルシファル

朝比奈~東京都交響楽団の再発もの。

この未完成は、阪神大震災の直後の演奏。朝比奈御大のお屋敷もおおきな影響を受けただけでなく、交通機関も麻痺していた中、東京に出て来てし指揮をした演奏。私は、このライブは聴いていない。

朝比奈さんの未完成は、1974年に大阪フィル合唱団のデビューのコンサートで、ドヴォルザークのスターバートマーテルの前に演奏されたのを袖できいていたのが最初。

この演奏、けっこう朴訥しているようで、すごくこころやすまるものがあり、とても好きな演奏である。

つぎのパルシファルは、最初に出たときに、あまりにすごい演奏でちょっとびっくりした。ぶっきらぼうで始まり、とくに念入りに演奏しているというイメージはないのだが、素朴ながら心がこもっており、非常に聴きごたえがする。とくに聖金曜日の音楽の美しさは出色。ぜひ、パルシファルは全曲やってほしかったなあ。スコアを持っていたのをテレビでやっていたが、DOVER版だったので、あれ、と思ったことがある。

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ブラームス 交響曲第1番 朝比奈隆 東京都交響楽団 1996年

朝比奈 ブラームス 1

朝比奈隆生誕100周年記念のCD発売は、再発ものがほとんどだが、これは、純然たる新譜。

1996年4月6日、サントリーホールでのライブ。
この時期、在京のオケでチクルスをやっていた。4つの交響曲と4つの今チェルト。

これは生は聞いていないはず。
後年、クレンペラーをヒントにして、テンポの速い演奏になって、みんなを驚かせたが、これは、正反対に超重量級の演奏である。
ド迫力に圧倒される。

テンポが遅い上に、ひとつひとつの音が、やたら丁寧に弾かれており、それが、圧倒的な音の塊になって迫ってくる。最晩年のような、全然スカッとしているところがなく、野暮ったいのだけれど、この時期の朝比奈さんの音楽の魅力ですね。

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ブルックナー 交響曲選集 朝比奈隆 東京都交響楽団

東京都交響楽団とは、古くは、カテドラル教会での5番があるが、それ以降も、よくとりあげられていて、録音も多い。フォンテックからのCDは、録音時期とは関係なく、おなじようなデザインで統一されている。

池袋での8番は思い出深い。チケットは売り切れだったが、当日売りたしと出している人から入手。2日あったが両方いった。この2日、1日目は散々だったが、2日目はすばらしく充実した演奏だった。1日目はバラバラ。音もさえない。しかし2日目は見違えるような充実した演奏。録音は、2日目がベースであろうか。

この日、S山氏が、アメリカ人の友達をつれてきていた。このアメリカ人は、朝比奈さんの演奏をききにわざわざ来ていたのである。いたく感激したようだった。その後、HMVにつれていくと、そのアメリカ人が長いことさがしていたCDがたくさんみつかり、もし私が東京に住んだら、破産してしまう、とうれしい悲鳴をあげていた。

交響曲第7番
交響曲第7番
交響曲第8番
交響曲第9番

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ブルックナー 交響曲第5番 朝比奈隆 東京都交響楽団 1980年 カテドラル

東京カテドラルで行われたブルックナーシリーズの1つ。 ビクターのブルックナー交響曲全集にも入っている演奏である。

私は、この演奏に接して、はじめてブルックナーの第5番に心底感動した。この演奏会のあと数日間、頭の中で、ずっとこの曲がなっていた。それ以前に、ジャンジャンの生も聴いていたが、私のブル5の事始はこれである。

今回、XRCDになって、信じられないくらい音が良くなった。高いのがたまにキズだが。マスターテープにさかのぼってマスタリングしている。ビクターのブルックナー全集の1つになっているもの。

しかし、今聴くと、最晩年のものと比べると、ものすごく表現が几帳面である。東京のオケということもあるだろうが。

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東京カテドラルにおけるブルックナーシリーズ 1回目 1980年

ブルックナーの演奏には、残響があったらどれだけいいだろう。

という発想で企画された演奏会のシリーズです。

このシリーズは、1980年と1983年に行われました。

最初の企画は、異なるオケによるものでした。

第4番 日本フィル 5月12日

第9番 新日本フィル 6月4日

第5番 東京都交響楽団 9月3日

第7番 東京交響楽団 9月13日

第8番 大阪フィル 10月24日

この企画は、梶本音楽事務所によるもので、当時私の友人が梶本にいたので、チケットを入手したのですが、最初のころ、売れなくて大変だったそうです。

それでも、演奏会そのものは、満員でした。

私は通しで買っていましたが、残念ながら、最後の第8番は、仕事でかけつけたときは、あの神がかり的なオヴェイションの最中でした。

この演奏は、最初、LPでカテドラルシリーズのセットで発売されました。

しかし、CDでは、バラバラになっています。このシリーズの発想は、どうしてもその音響にあるので、まとめてセットにした方が、一貫性があります。

今このシリーズは、

第5番、第9番がヴィクターの全集に入っています。

第4番、第7番、第8番は、タワーレコードからセットで発売されています。

第5番、第9番が、XRCDで出ています。

これについても、個々の演奏については、ひとつずつ書く予定にしています。

最初、第4番を聴いたとき、あの長い残響の快適さは忘れません。

とくにロマンティックの第3楽章のあのホルンの響きが天上からふってくるのです。

このカテドラル教会の響きはものすごく長く、確かに全奏部分では、何がなんだかわからなくなります。しかし、このひびきにつつまれる体験は貴重でした。

ギュンター・ヴァントの録音でもリューベックの第8と第9があり、あれもものすごい残響で、本人が気に入らなくて再録音していますが、私は、あの旧録が好きです。

このシリーズ、今聴いても圧倒されます。非常に表現意欲はつよく、面白い演奏が多いです。各曲オケが全部別ですが、朝比奈トーンになっているのがまた興味深いところです。

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