朝比奈隆 大阪フィル 関西六大学合同合唱団 1977

ワーグナー作曲 楽劇『タンホイザー』から「巡礼の合唱」
Pilgerchor aus “Tannhäuser”
朝比奈隆指揮 関西六大学合同合唱団 大阪フィルハーモニー交響楽団
第4回関西六大学合唱演奏会(1977年11月3日、大阪フェスティバルホール)での録音。
大阪大学男声合唱団・関西大学グリークラブ・関西学院グリークラブ・甲南大学グリークラブ・同志社グリークラブ・立命館大学メンネルコール

ワーグナー作曲 楽劇『さまよえるオランダ人』から「水夫の合唱」
朝比奈隆指揮 関西六大学合同合唱団 大阪フィルハーモニー交響楽団
第4回関西六大学合唱演奏会(1977年11月3日、大阪フェスティバルホール)での録音。
大阪大学男声合唱団・関西大学グリークラブ・関西学院グリークラブ・甲南大学グリークラブ・同志社グリークラブ・立命館大学メンネルコール

ウェーバー作曲 歌劇『魔弾の射手』から「狩人の合唱」
朝比奈隆指揮 関西六大学合同合唱団 大阪フィルハーモニー交響楽団
第4回関西六大学合唱演奏会(1977年11月3日、大阪フェスティバルホール)での録音。
大阪大学男声合唱団・関西大学グリークラブ・関西学院グリークラブ・甲南大学グリークラブ・同志社グリークラブ・立命館大学メンネルコール

ヨハン・シュトラウス作曲 ワルツ「美しく青きドナウ」(当日のアンコール)
朝比奈隆指揮 関西六大学合同合唱団 大阪フィルハーモニー交響楽団
第4回関西六大学合唱演奏会(1977年11月3日、大阪フェスティバルホール)での録音。
大阪大学男声合唱団・関西大学グリークラブ・関西学院グリークラブ・甲南大学グリークラブ・同志社グリークラブ・立命館大学メンネルコール

ベートーベン作曲/歌劇『フィデリオ』より「囚人の合唱」
(O Welche Lust, in Freier Luft)
朝比奈隆指揮 関西六大学合同合唱団 大阪フィルハーモニー交響楽団
第4回関西六大学合唱演奏会(1977年11月3日、大阪フェスティバルホール)での録音。
大阪大学男声合唱団・関西大学グリークラブ・関西学院グリークラブ・甲南大学グリークラブ・同志社グリークラブ・立命館大学メンネルコール

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松下真一 交響幻想曲 淀川 朝比奈隆 大阪フィル 1975

松下真一 作詞・作曲 「交響幻想曲《淀川》」
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
大阪女声合唱団 相愛女子大学合唱団 関西学院大学グリークラブ

企画 大阪青年会議所
協賛 淀川改修100年記念事業推進委員会
録音 相沢昭八郎
(1975年4月11日 箕面市民会館にて録音)

前衛作曲家の松下真一が、きわめてロマン的で、まさに大阪ローカルの音楽となっている。
朝比奈大フィルもなかなかの好演。

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朝比奈隆と京都大学交響楽団

朝比奈さんは、京都大学交響楽団で育ったわけですが、プロになってから、京都大学交響楽団の指揮台に立ったのは、意外に少ないです。会場は、京都会館でした。

  京都大学交響楽団ホームページ

第116回(1975年1月) 朝比奈 隆 客演指揮
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 (ヴァイオリン 徳永 二男)
ベートーヴェン 交響曲第7番

第130回(1982年1月) 朝比奈 隆 客演指揮
ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
シューマン ピアノ協奏曲 (ピアノ 田中 修二)
ブラームス 交響曲第2番

この2回です。名古屋大学のようにブルックナーではなく、ベートーヴェン、ブラームスを指揮しています。だいたい京都大学交響楽団の定期演奏会のプログラムは、かなり保守的です。
私が在学中に8回定期演奏会を聴きましたが、メインは、ブラームスの交響曲1(山田一雄),2(手塚幸紀),3(手塚幸紀),4(尾高忠明)、ベートーヴェン3(伴有雄),6(森正(予定では尾高忠明),7(朝比奈隆).ドヴォルザーク9(手塚幸紀)という内容でした。

私は、116回の方だけ聴いていますが、リハーサルのもようなど、プログラムに詳細な記録があったし、団員に友人がかなりたくさんいたので、非常にいい雰囲気でした。演奏も、大フィルのようにすばらしい熱気のあるものでした。ほかの指揮者と比べると、非常に親密感があり、親しみがわきました。

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ブルックナーの楽譜 朝比奈さんは、ロバート・ハース版の信奉者でした。

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朝比奈さんは、ブルックナーの楽譜は、ハース版を中心に使っていましたが、例外もあります。

第0番、第3番、第9番は、ハース版がありません。だから違う版になります。ただ、できるだけハースに近い位置づけということで、第3番はエーザー版、第9番はオレル版となっています。第0番はノヴァーク版しかありません。

第3番が複数の版をつかっているのは、取り寄せたレンタル譜がたまたまそうだった、というような事情のようです。

第8番は、最初はノヴァーク版をつかっていましたが、名古屋大学の演奏でハース版を使い始め、それ以降は、一貫してハース版を使っています。ハース版にあって、ノヴァーク版でカットされているところはすごく美しいので、カットするのはもったいない、と朝比奈さんんは言っていました。

第0番 ノヴァーク版
第1番 リンツ稿 ハース版
第2番 ハース版
第3番 エーザー版、ノヴァーク第2稿、改訂版
第4番 ハース版
第5版 ハース版
第6番 ハース版
第7番 ハース版
第8番 ハース版
第9番 オレル版

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最近は、ウィーン・ブルックナー協会版が、いろいろなバージョンを用意していて、かつ入手しやすいです。
実際の演奏は、ハース版信奉者は多く、ヴァント、ハイティンクなどは、ハース版を使うことが多いです。
昔は、ウィーン系は、ノヴァーク、ドイツ系はハースという図式がありましたが、最近は、第1稿をはじめ、いろいろなバージョンが柄演奏されています。第1稿(第3番、第4番、第8番)は、昔は、インバルが専売特許のような感じでしたが、いまは、ケント・ナガノなど、比較的よく演奏されます。

日本では、全音楽譜をはじめ、いろいろ発売されていますが、ノヴァークのメジャーなものを出していることが多いです。
ノヴァークとハースの違いは、
わかりやすいのは、第8番は、ノヴァークはカットがあること、第7番は、ハースはシンバルとティンパニを使わないことなどの差がありますが、基本的には、メジャーなものをまず購入すれば、役にたちます。
オイレンブルグ版やペータース版は、改訂版があります。これは、とくに第9番などは、大きく違いますので、面白いですが、かなりノヴァークなどの原典版とは違うので、注意を要します。

ブルックナーの楽譜は、いろいろな版もあるし、出版社もいろいろなので、まずは、ヤマハのホームページ

基本的には、まずは、ウィーンの協会版でそろえるのがいいと思います。

ヤマハミュージックショップ
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まずは、音楽之友社のもの

第3番 ノヴァーク第3稿

第4番 ノヴァーク第二稿(1878/80)

第5番 原典版

第9番 原典版

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ベートーヴェンの交響曲のスコア 朝比奈さんは、ブライトコプフ版愛用でした。

朝比奈さんは、ベートーヴェンの楽譜は、ブライトコプフ版と使っていました。何度も新品に買い替え、フレッシュな気持ちで取り組んでいました。

最近はやりのベーレンライター版については、朝比奈さんは、演奏につかっていませんでした。

ブライトコプフも、最近新版を出しています。そして、全音から出ている楽譜は、これを制作ノートに反映して、A5に改訂作業中です。
3番、8番は、まだB6です。

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第7番、楽天のこの店で全音がみつからなかったので、一応オントモにしておきます。

ベーレンライター版 全集
現代の指揮者は、これをべースにする人が多いです。

DOVERは、大判のスコアを安く買うことができるので、便利です。
内容は、ブライトコプフ版のはずです。
DOVERは、店によって価格が大きく違います。びっくりするほど違います。
ウィーンにいったとき、ドブリンガーでみましたが、日本の3倍くらいしました。
日本では、タワーレコードの店頭が安いです。

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大阪フィルの事務局長をながくつとめた野口幸助さんの著作

大阪フィルの事務局長を長くつとめていた野口幸助さんは、もともと音楽家なのですが、非常にたのしいエッセイ集をたくさん書いておられます。
ユーモアたっぷりです。
大阪ならでは、というお話が多いです。

かっこう古い本ですが、古書で入手は十分可能です。

いちばん有名なのが、「そなた、こなた、へんろちょう」で、シリーズ化されました。

    コラムをまとめた交流聞言

    声楽を学んだ方は、コールユーブンゲンを捩ったということがわかると思います。

    ちなみに、コールユーブンゲンは、

    野口幸助

    大正8年3月9日奈良市に生まれる。昭和15年大阪音楽学校本科(管楽器科)卒。昭和16~20年(社)日本音楽文化協会近畿支部勤務。昭和20~26年野口音楽事務所経営。昭和23~25年関西交響楽団事務長を兼務。昭和25~63年(社)大阪フィルハーモニー協会理事・事務局長。昭和44年大阪府社会教育功労者表彰。昭和45年大阪府知事表彰。昭和51年大阪市民表彰。昭和53年文化庁長官表彰、大阪文化賞。昭和63年藍綬褒章受章。平成5年勲四等瑞宝章受章。現在は、(財)関西芸術文化協会理事長、関西歌劇団劇団長、日本オペラ団体連盟副会長、日本演奏連盟理事、大阪音楽大学常任理事、大阪文化団体連合会運営委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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音楽と私 (なにわ塾叢書) 新書 – 朝比奈 隆 (著)

音楽と私 (なにわ塾叢書) 新書 – 朝比奈 隆 (著)

著:朝比奈隆
出版社:共同ブレーンセンター
発行年月:1982年09月
シリーズ名等:なにわ塾叢書 5

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朝比奈隆―木之下晃写真集 木之下 晃 (著)

音楽家の写真ととりつづけた木之下晃さんの写真集です。
朝比奈さんだけでなく、たくさんの音楽家の写真をとりつづけましたが、朝比奈さんの写真は、非常に長い年月とりつづけたという特徴があります。

私は、ブルックナー協会の総会後、仲間とともに、木之下さんといっしょにお茶を飲みにいきました。
すごくきさくな方でした。
バカチョンカメラで、皆の写真ととってもらいましたが、バカチョンカメラでもプロが撮ると、出来が違うんだよ、ということでした。
それは、たしかにそうでした。

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朝比奈隆 ベルリンフィルの演奏記録

朝比奈さんは、1950年台にベルリンフィルの指揮をしています。

以下、大フィルの資料から

①1956年6月21日 於:ベルリン高等音楽院ホール
曲目
1)芥川也寸志:弦楽のための三章
2)大栗裕:大阪俗謡による幻想曲(ベルリン・フィルに献呈)
3)ペーター・ミーグ:チェンバロ協奏曲
 独奏/シルヴィア・キンド
4)モーツァルト:ロンド ニ長調 K,382
5)ベートーヴェン:交響曲第4番

「5.KONZERT DER “SYMPHONISCHEN ZWISCHENSAISON”」のシリーズで行なわれている。

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(資料-1 プログラム①)

②1957年10月9、10日 於:ベルリン高等音楽院ホール
曲目
1)ベートーヴェン:交響曲第1番
2)バルトーク:ピアノと管弦楽のためのラプソディ
 独奏/アンドール・フォルデス
3)レスピーギ:交響詩「ローマの祭」

9日は「DAS THEATER DER SCHUREN」のシリーズで、10日は「2.KONZERT DER SERIE REIHEA」で行なわれている。

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(資料-2 プログラム②)

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(資料-3 プログラム③)

③1958年12月7、8日 於:ベルリン高等音楽院ホール
曲目
1)ギュンター・ヴィアレス:ロマンツェ
2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
 独奏/ヘンリク・シェリング
3)チャイコフスキー:交響曲第4番

「3.ABONNEMENTKONZERT DER REIHE “A”」と記されており、明らかに定期演奏会の指揮であった。併せて朝比奈氏の挨拶状を添付した。

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(資料-4 プログラムC)

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(資料-5 挨拶状)

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