ブルックナー 交響曲第8番 朝比奈隆 大阪フィル シンフォニー 2001

朝比奈隆の軌跡シリーズの最後のシリーズでは、ブルックナーがとりあげられ、5,8,9が演奏され、そのうひ8番は、一般発売されていない。
朝日放送で、この大阪での8番は放送されたのであるが、その後DVDが朝日放送から発売される予定であった。
しかし、このシリーズは、8番は、サントリーの公演がEXTONから発売されたのみで、この大阪のシンフォニーホールのシリーズは出ていないのである。

私は、この演奏会に行っている。

最近、YouTubeで、この4楽章と思われる映像をみつけたので、アップしておきます。

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R・シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき 朝比奈隆 大阪フィル 1983年

R・シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき 朝比奈隆 大阪フィル

【曲目】
R.シュトラウス: 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1983年6月20日 ザ・シンフォニーホール,大阪 (ライヴ)

朝比奈 ツァラトゥストラ

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マーラー 交響曲第2番 朝比奈隆 大フィル 1995 朝日放送

朝比奈 マーラー 復活 DVD

朝比奈さんのマーラーのなかでは、復活の録音が多く、かつ、1970年代、1980年代、1990年代と間をおいています。ただ、最初のものは、プライベート盤なので、入手が難しいでしょうが。

これは、1995年、朝日放送の音源です。

【曲目】
マーラー:交響曲 第2番「復活」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団、同合唱団
井岡潤子(ソプラノ)、竹本節子(アルト)
【収録】
1995年7月8日 大阪ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
(朝比奈隆87歳バースデイ・コンサート)

朝日放送&東武DVD第3弾! 朝比奈の大熱演 朝日放送アーカイヴより完全初出。
マーラー:交響曲第2番「復活」 1995年ライヴ
1995年7月8日、朝比奈隆87歳を祝うバースデイ・コンサート(大阪 ザ・シンフォニーホール)を朝日放送がライヴ収録。音声、映像共に初出作品です。マーラー演奏の映像も初登場。ブルックナーの大家として知られる巨匠朝比奈が、マーラーの交響曲の中で最も多く取上げたのがこの「復活」です。その活動の節目節目にはこの曲を選んでおり、この曲への深い愛情を感じます。遅めのテンポで貫徹され、大海をゆく豪華な船を眼前にするかのような壮麗さです。夏のコンサートらしく、白タキシードに銀髪が美しく映えます。歌詞対訳は、朝比奈の盟友の大指揮者でマーラーの権威として名高い山田一雄氏によるもの。その文藝味豊かな日本語は、その教養の高さを今に伝えます。
■ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ交響楽団総裁)のライナーノートより
最も印象深いのは朝比奈の作品全体に対するヴィジョンである。マーラー作品の細部にフォーカスし、美しく、エキサイティング、ドラマチックもしくは切なく苦しいといったあまねく効果的な瞬間を個別に取り上げることは、指揮者にとってかなり容易なことである。しかしことさら困難なのは、この80分間の旅路の最初から最後まで、論理的な発展と進化を有しながら、それぞれの輪郭を与えることである。それは、その終着の地を常に心に浮かべ、そこに到達するための適切な道筋に沿ってそれぞれの細部を提示することができる指揮者によってのみ成し遂げられることなのだ。英国の偉大な指揮者であり、マーラーのスペシャリストであったジョン・バルビローリが指摘しているが、全てのマーラーの交響曲には真のクライマックスの一時点がある。そしてそのクライマックスが真のインパクトとなるよう蓄えとして取っておかなくてはならない。彼の言に拠り考えると、この第2番の交響曲ではスコアの結びの数ページがそれに当たるのであろう。この朝比奈の演奏において当該の部分のパワーはまさしく無尽蔵である。そしてそれは朝比奈が本来の行き先を忘れることがなかったからである。
東武ランドシステム

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マーラー 交響曲第2番 朝比奈隆 大フィル 1987 シンフォニーホール

マーラー 交響曲第2番 朝比奈隆 大フィル キング

朝比奈 マーラー 復活 1987

【曲目】
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルフィルハーモニー交響楽団
豊田喜代美(ソプラノ)
伊原直子(メッゾ・ソプラノ)
武庫川女子大音楽部
関西学院大学グリークラブ
【録音】
1987年4月26日 大阪,ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
1. [CD]

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ベートーヴェン 交響曲第9番 朝比奈隆 大阪フィル 1985

ベートーヴェン 交響曲第9番 朝比奈隆 大阪フィル

大倉由紀枝、藤川賀代子、林誠、木村俊光
大阪フィルハーモニー合唱団

1985年6月30日 ザ・シンフォニーホール

16:40/14:10/15:46/23:49

朝比奈さんとしては、演奏回数が非常に多い曲であるが、ザ・シンフォニーホールでの演奏は珍しい。
従来の演奏よりさらに正攻法であるが、ほかの曲よりもこなれて柔軟な感じを受ける。

第1楽章、じっくりと取り組んだ、構成力のしっかりした演奏。朝比奈さんの第9としては、テンポはさほど遅くない。拡張高いすばらしい演奏。

第2楽章、テンポははやくはないが、推進力があり、重量感も十分。ほかの8曲と同じく生真面目でありながら、流れがよい。

第3楽章、テンポは意外に遅くない、というか、遅く感じない。テンポにもめずらしく動きがあり、優美さも感じられる。
12分37秒のところのアウフタクトの強調は、ほかの演奏ほどめだたないが、朝比奈さんの特徴のひとつ。ほかに、ワインガルトナーしかやっていない。

第4楽章、ぐっと自由度が増し、のびのびと演奏している感じをうける。スタイルとしては、フルトヴェングラーの影響を感じるが、あそこまで極端ではない。声楽がはいってからは、かなりテンポははやめになる。
マーチになるとゆったり。テノールが朗々と歌えるテンポ。二樹フーガもゆっくりして、構造がよく聴き取れる。
その後は、非常にしっかりしたテンポで力強く進む。
コーダは、フルトヴェングラーほどではないが、しっかりためて、最後思いっきり速くなる。

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ベートーヴェン 交響曲第8番 朝比奈隆 大阪フィル 1985

ベートーヴェン 交響曲第8番 朝比奈隆 大阪フィル

1985年5月26日 ザ・シンフォニーホール
9;55/3:44/5:15/8:45

同日に演奏されたのは、第7番

第1楽章、
ゆったりしたテンポで、丁寧に演奏している。
十分な重量感があり、小型シンフォニーのイメージはない。

第2楽章、テンポはゆったりしているが、小洒落た表情も感じさせる。なかなか微笑ましい。

第3楽章、丁寧に、しっかり内声部も歌わせ、重量感たっぷり。

第4楽章、この楽章も非常に丁寧に、ゆったりと。特定の声部を浮き上がらせるのではなく、全体をしっかり弾いているので、重量感たっぷりになっている。

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ベートーヴェン 交響曲第7番 朝比奈隆 大阪フィル 1985

ベートーヴェン 交響曲第7番 朝比奈隆 大阪フィル

14:41/8:43/10:37/8:31

1985年5月26日 ザ・シンフォーニーホール

同日に演奏されたのは、第8番

第1楽章、ゆったりしているが、おそすぎず、すっきりした表現。軽くはなく、なかなか拡張高い。

第2楽章、テンポは、そんなに遅くなく、淡々と進むが、しみしみとした味わいがある。

第3楽章、かなり重量級。ゆったりとすすむ。堂々として迫力十分。

第4楽章、テンポは中庸。後半になるほど、乗ってきて、迫力十分。きちんと繰り返しも演奏している。

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ベートーヴェン 交響曲第6番 朝比奈隆 大阪フィル 1985

ベートーヴェン 交響曲第6番 朝比奈隆 大阪フィル

11:59/12:43/5:27/3:48/9:39

1985年4月28日 ザ・シンフォーニーホール
同日に演奏されたのは、第2番

非常にさわやかな演奏。ゆっくりしたテンポであるが、流れがよく、淀みがない。
繰り返しは忠実に行っている。

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ベートーヴェン 交響曲第5番 朝比奈隆 大阪フィル 1985

ベートーヴェン 交響曲第5番 朝比奈隆 大阪フィル 

9:30/11:03/6:34/12:38
1985年3月31日 ザ・シンフォーニーホール
同日に演奏されたのは、第4番

第1楽章、比較的動きがなく、淡々とすすめられているので、ちょっと勢いが足りない感じもある。

第2楽章、ゆったりと歌い、几帳面に進む。

第3楽章も淡々と進む。几帳面さが目立つ。

第4楽章、ティンパニのオスティナートから、一気に爆発する。各声部が丁寧に弾かれ、重量感がある。繰り返しあり。

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ベートーヴェン 交響曲第4番 朝比奈隆 大阪フィル 1985

ベートーヴェン 交響曲第4番 朝比奈隆 大阪フィル

1985年3月31日 ザ・シンフォーニーホール
この日の後半に演奏されたのは、第5番
13:36/12:04/6:39/8:06

3回めのベートーヴェン交響曲全集。この全集は、全部ザ・シンフォニーホールでのライブ録音で、それもツィクルスで演奏されたので、短期間で完成されている。デジタル録音。

第2回全集よりも、よりスケールが大きくなり、より几帳面に、格調高い演奏になっている。かなり重量級である分、少々アインザッツがそろわないところもあるので、勢いという点では、第2回の方が面白いかもしれない。もっと角張った表現とでもいうのだろうか。

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