服部良一 おおさかカンタータ 朝比奈隆 大阪フィル 1974 

服部良一 おおさかカンタータ
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー
樋本栄、五十嵐喜芳
大阪フィルハーモニー合唱団
1974年11月4日大阪フェスティヴァルホール

おおさかカンタータ

ヒットメーカー服部さんは、朝比奈さんと同門なのです。で、この曲は、昭和四十五年の日本万博以後、不況下で低迷する大阪に活力をとの狙いで、府、大阪市、経済界が実行委員会を組織。作詞を喜志邦三さんと阪田寛夫さんに、作曲を服部良一さんに依頼したものです。

長らく廃盤でしたが、いまはベートーヴェン交響曲全集(ビクター)の特典盤として入手できます。その後復刻され、バラで購入できます。

大阪フィル合唱団が発足してまもなくこの曲の世界初演を行いました。で、ライブ録音されたものです。大阪で取材をかさねて大阪らしいメロディーがたくさん出てきます。服部さんは、ゲネプロのときに登場し、ちょっとだけ指揮しました。朝比奈さんとは同門だけに、非常に懇意にしているようでした。この曲は、世界初演であったということもあり、譜読みもたいへんだったのですが、綺麗に演奏できたと思います。

実は、この曲には、児童合唱もあるのですが、この合唱団の指導者が井伊弘さんといいます。私が、小学校3年のときの音楽の先生でした。その後別の小学校の転勤してしまいました。高校のときに再会したのですが、この演奏のときにも久しぶりにお会いしました。なつかしい思い出です。

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