朝比奈さんの ブルックナー 交響曲全集・選集 まとめ

朝比奈さんのブルックナーのシリーズは、全集が3つの他、オーケストラ毎にまとめられたセットがあります。

全集は、3種類

(1)ディスク・ジャンジャン
ブルックナー 交響曲全集 ディスク・ジャンジャン
   すべて大阪フィル。最初から全集として企画。
   2,7,8,9はレコーディング、残りはライブ録音。
   ・最初にLPで第8番のみ単発
   ・7番、8番、9番のLPセット、9番のリハーサル付き。
   ・全集(1~9)と、7,8,9を買った人のために、1~6のセットも出た。
聖フロリアンの7番のLPが特典で。
   ・1~9番のみでCD化
   ・1~9番のほか、録音し直し前の8番も含めてCD化

(2)ビクター
ブルックナー 交響曲全集 ビクター
   東京カテドラルライブを中心に、大フィル(0、3、4,7,8)
日本フィル(1)東京都交響楽団(2,5)、東京交響楽団(6)、新日本フィル(9)
   0~9まですべてライブ録音
   ・CD全集
   ・SACDシングルレイヤー(タワーレコード)

(3)キャニオン
   ブルックナー 交響曲全集 キャニオン
   すべて大阪フィル。最初から全集として企画。
1,2,3,6はスタジオ録音、4,5,7,8,9はライブ録音
   ・CDバラ
   ・CD全集
   ・HDCDバラ
   ・ハイブリッドSACDマルチバラ

選集はたくさんあります。最初からセットとして企画されたものと、オーケストラ毎にまとめられたものがあります。

(4)東京カテドラルの1980年のシリーズ 【ビクター】
    ・これは、1980年に行われた、大フィルのほか、東京のオーケストラ4つによる、4,5,7,8,9の5曲が
     演奏され、LPのセットとして発売されました。8,9番のLPセットが出ていました。
    ・CDの時代になって、1983年の第2回のカテドラルから、7,8,この第1回のものから、5,9、そのほかは
     個別に録音された、0,1,2,3,4,6により、上記(2)の全集になりました。
    ・第1回のシリーズから、4,7,8は、タワーレコードから復刻されました。
(1)ビクターのLP (4,5,7,8,9、序曲)
      (2)8,9のLPセット
      (3)タワーレコードのCD (4,7,8、序曲)
      (4)タワーレコードのSACD (4,7,8,ミサ曲、序曲)
      
(5)最後のブルックナー 【EXTON】
朝比奈隆 最後のブルックナー
2000年から2001年、朝比奈さんが亡くなる直前までの演奏のライブ録音から、とくに出来のよいとされたもの
    を集めたシリーズ。4,5,7,8,9の5曲。
    (1)単発
    (2)ハイブリッドSACDステレオで単発
    (3)タワーレコードのハイブリッドSACDマルチのセット

(6)NHK交響楽団 【FONTEC】
    晩年に4,8,9が演奏されたものが残っています。セットにはなっていませんが。

(7)東京都交響楽団 【FONTEC】
ブルックナー 交響曲選集 東京都交響楽団
    東京都交響楽団との最晩年の演奏を集めたもので、5,7が2種、8,9が演奏されています。
    それぞれ個別に出ていたものを集めたもの。
    少し前の第0番ははいっていません。
    ビクターの録音も入っていません。
    タワーレコードのシングルレイヤーSACD

(8)新日本フィルハーモニー【FONTEC】
ブルックナー 交響曲選集 新日本フィル
    新日本フィルとのシリーズ。チクルスと単発が集められています。
    単発で出ていたものを集めたもの。
    3,4,5,7,8です。
    9番は、ビクターの全集に含まれ、このセットにははいっていません。
    タワーレコードのシングルレイヤーで再発されます。

(9)東京交響楽団 【キャニオン】
    ブルックナー 交響曲選集 東京交響楽団
単発とセットで出ています。
    5,7,8,9、9,テデウム
    現在廃盤
    

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朝比奈隆&新日本フィル・ライヴをSACD化!ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番)

朝比奈隆&新日本フィル・ライヴをSACD化!ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番) です。

新日本フィルのFONTECのブルックナーがSACDシングルレイヤーで発売されます。

朝比奈 新日本フィル ブルックナー SACD

以下タワーレコードの紹介文です。

タワーレコード・オリジナル企画盤
fontec x TOWER RECORDS
タワー企画盤 SACDシングルレイヤー 最新作!
朝比奈隆 復刻最新企画 世界初SACD化
500本限定 シリアル・ナンバー付SACDシングルレイヤー

ブルックナー: 交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96<タワーレコード限定>

朝比奈隆 、 新日本フィルハーモニー交響楽団

発売日:2020年05月23日

価格:¥9,000

朝比奈隆&新日本フィルの最晩年ライヴ
昨年発売の都響とのライヴに続く第2弾!
新規でDSDマスタリングを施しSACDシングルレイヤー2枚に収録

ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番) 2枚組
(1992年5月-96年12月 ライヴ録音)

新規マスタリング 収録時間350分超 特別価格 8,192円+税
音源:fontec
デジパック仕様
2020年5月23日(土)リリース予定

販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社フォンテック

当社ではこれまで、朝比奈音源の再発売に力を入れてきました。これまで、生誕記念企画としてSACD化含め多くの録音を復刻しており、継続して今後も企画盤として取り上げていきたいと考えています。今回は2019年に続き、fotec原盤のブルックナー音源のなかから、新日本フィルとの1992年から96年にかけてのライヴ音源を最新で復刻いたします。前回の東京都交響楽団とのライヴ音源と重なる曲はありますが、今回の再発で特筆すべきは、演奏会で取り上げるにあたって朝比奈自らが曲をセレクトしたという点と、加えて1996年の「第3番」を収録している事です。この「第3番」は演奏会では生涯で9回のみ取り上げた曲であり、今回収録のものはその最後の演奏会での貴重な記録です(8,9回目の演奏)。全5曲に新規DSDマスタリングを施し、SACDシングルレイヤー盤として復刻いたします。収録時の会場の雰囲気や豊かな間接音、そして何より解釈とオケの反応がつぶさにわかる高音質音源は、朝比奈の魅力を十全に今の我々に伝えてくれます。今回、SACDシングルレイヤーならではの長時間収録のメリットを生かし、350分超の収録時間分を、2枚組で復刻いたします。尚、今回の発売では500本の完全限定盤、シリアル・ナンバー付の仕様としています。

*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96
朝比奈隆、新日本フィル
[TWFS90016/7 (2SACD) 8,182円+税]

※ 世界初SACD化。デジパック仕様。スリップケース付
※ SACDシングルレイヤー *このディスクはSuper Audio CD(シングルレイヤー)です。対応プレーヤーでSuper Audio CD再生モードにしてお楽しみください。通常のCDプレーヤーでは再生できません。
※ 500本完全限定盤。シリアル・ナンバー付(シリアル・ナンバーは、本体の裏側にシール貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※ 初発売時のジャケット・デザインを使用。解説書にも一部採用
※ 2020年最新DSDマスタリング音源使用(2.8MHz)。マスタリング・エンジニア:佐藤 典雄氏。編集機:Merqing Technology Pyramix(masscore)ver.9 データレート:DSD5.6MHz
※ 解説:岩野裕一氏、金子建志氏。解説書合計48ページ。解説書は初出時の各解説を掲載

朝比奈のSACD化企画第2弾。1992年から翌年にかけて行われた新日本フィルへの客演時の朝比奈自身が選んだ「ブルックナー後期交響曲チクルス」の4曲と、稀少な「第3番」を新規でDSDマスタリングを施しSACDシングルレイヤー2枚に集成!最期に到達した朝比奈の至高の芸術が世界初SACD化。従来解説を網羅した解説書合計48ページ

ブルックナー: 交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96<タワーレコード限定>

ブルックナー: 交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96<タワーレコード限定>

朝比奈隆 、 新日本フィルハーモニー交響楽団

発売日
2020年05月23日

価格
¥9,000

予約する

【収録曲】
アントン・ブルックナー:交響曲選集

1. 交響曲 第3番 ニ短調(第3稿 改訂版)
2. 交響曲 第4番 変ホ長調「 ロマンティック」(ハース版)
3. 交響曲 第5番 変ロ長調(ハース版)

4. 交響曲 第7番 ホ長調(ハース版)
5. 交響曲 第8番 ハ短調(ハース版)

【演奏】
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)

【録音】
1996年12月12日 東京文化会館 16日 オーチャードホール(1)、
1992年5月13日 東京文化会館 15日 オーチャードホール(2)、
1992年9月2日 サントリーホール(3)、 1992年9月8日 サントリーホール(4)、
1993年2月16日 サントリーホール(5) 以上ライヴ録音

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朝比奈隆 倉敷音楽祭祝祭管弦楽団 モーツァルト 交響曲34,35,36,38,39,40,41,ピアノ協奏曲21

モーツァルト:
1. 交響曲 第34番
2. ピアノ協奏曲 第21番
3. 交響曲 第35番「ハフナー」
4. 交響曲 第36番「リンツ」
5. 交響曲 第38番「プラハ」
6. 交響曲 第39番
7. 交響曲 第40番
8. 交響曲 第41番「ジュピター」
9. 歌劇「フィガロの結婚」序曲
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
江尻南美(ピアノ)(2)
【録音】
1,2)1995年3月21日 3)1994年3月27日 4)1993年3月23日 5)1992年3月24日
6)1991年3月24日 7)1990年3月25日 8,9)1989年3月19日
全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆 モーツァルト 交響曲集

協力:アルスくらしき倉敷文化振興財団
解説(日英):ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)、マスタリング:WEITBLICK

ついに登場幻の名演! 朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管
モーツァルト:後期6大交響曲集+α
何と朝比奈隆によるモーツァルト:後期6大交響曲+αです。第39番、第40番、「フィガロの結婚」序曲以外は全て音盤初レパートリー! 最近ではWEITBLICKから発売のハイドンの名演が高く評価された巨匠朝比奈隆。ベートーヴェン以降の音楽のスペシャリストと看做されがちですが、古典音楽においては、ロマン性に傾斜しつつも格調高い名解釈で聞き手を納得させます。晩年の朝比奈はほとんどモーツァルトの交響曲を指揮しませんでしたが、数少ない例外が倉敷音楽祭に於けるこれらの演奏です。朝比奈は、第2回の倉敷音楽祭から第10回まで登場。臨時編成の倉敷音楽祭祝祭管弦楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲を若い番号から、モーツァルトの交響曲を後ろの番号から順に取上げました。この倉敷音楽祭祝祭管弦楽団のメンバーが凄いのです。日本を代表するソリスト、コンサートマスタークラスの名手がずらりと並び、ざっと名前を挙げるだけでも(順不同)、田中千香士、原田幸一郎、藤原浜雄、久保陽子、潮田益子、数住岸子、川井郁子(以上、ヴァイオリン)、菅沼準二、店村眞積(以上、ヴィオラ)、安田謙一郎、毛利伯郎、上村昇、山崎伸子(以上、チェロ)金昌国、白尾隆(以上、フルート)、松崎裕、山岸博(以上、ホルン)等々、とても書ききれません。詳しくはCD解説書をご覧下さい。毎回30人を超える程度の編成で、朝比奈の分厚いサウンドはそのままにキビキビとした快活さに満ちた魅力的な演奏が毎回展開されました。さらに名手江尻南美との協奏曲第21番というのも聴き物でロマンチスト朝比奈の面目躍如たる美しさです。倉敷市が記録していた録音が現存していたことは有難かったのですが、各演奏家の連絡先を調べ上げることから作業は始まり、企画から数年を経て、やっとリリースに漕ぎ着けました。今回もリリースを快諾なさった巨匠のご子息千足氏も「倉敷から帰る度に、その様子を家族に話していた」と仰っています。朝比奈にとっても新鮮な体験だったことが偲ばれます。
東武ランドシステム

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朝比奈隆 倉敷音楽祭祝祭管弦楽団 ベートーヴェン 交響曲ツィクルス

朝比奈さんが室内オーケストラを指揮したベートーヴェンです。

ベートーヴェン 交響曲第2番、第5番

ベートーヴェン:
1. 交響曲 第2番
2. 交響曲 第5番「運命」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
【録音】
1)1989年3月17日 2)1992年3月24日
倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ)

朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管 ベートーヴェン・ツィクルスより第2番、第5番!
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」から第2番、第5番「運命」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた演奏を行います。特に「第2番」、多くの指揮者が敬遠する難曲ですが、朝比奈はぶれることなくロマンティックな交響曲として堂々と奏でます。第2楽章の深深とした趣には抗し難い魅力があります。「運命」は十八番だけに腰の据わったテンポ設定、大胆なアゴーギグなど定番中の定番といった感じです。いずれもキビキビとして明確なリズム、テンポ。大編成オーケストラとの共演だと時としてリズムの不明確や旋律の膨張が指摘されることもなくはなかった巨匠ですが、それらの欠点がまるでなく、如何にオーケストラが重要な要素であるかを知らしめます。いずれの演奏も朝比奈自身が演奏を楽しんでいる感があり、一年に一度の顔合わせの倉敷音楽祭が巨匠にとってのリラックス・タイムであったのではないかと当時が偲ばれます。いずれも音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。日英文の解説つき。
東武ランドシステム

ベートーヴェン 交響曲第3番、第1番から第3楽章

1. 交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」
2. 交響曲 第1番より 第3楽章
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
【録音】
1)1990年3月25日 2)1988年3月21日

全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音
ついに登場幻の名演! 朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管。室内オーケストラを指揮した唯一の「英雄」
モーツァルトの交響曲が一挙に6曲以上も登場して度肝を抜いた「倉敷音楽祭の朝比奈シリーズ」ついに「英雄」の登場です。ご承知の通り朝比奈の18番中の18番ですが、1989年ベルリン芸術週間への客演で見せたじっくり、ゆったりのテンポはそのままに、ここでは壮年期の動的なアプローチも蘇っており魅力は尽きません。30人を超える人数のほぼ室内オーケストラを振っても厚みのあるサウンドや腰の据わった響きはまるで変らないところが如何にも巨匠朝比奈と言えましょう。唸り足踏みも凄く、気合入ってます。第1番の第3楽章は、第2回音楽祭のアンコールとして演奏されたものです。
東武ランドシステム

ベートーヴェン 交響曲第8番、第7番

ベートーヴェン:
1. 交響曲 第8番
2. 交響曲 第7番
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
【録音】
1)1995年3月21日
2)1994年3月27日
「倉敷音楽祭」倉敷市民会館大ホール(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管
室内オーケストラを指揮した唯一のベートーヴェン・ツィクルスより第8番、第7番!
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」から第8番、第7番の登場です。第8番のソリスティックな味わいは、名手を揃えた「倉敷音楽祭祝祭管弦楽団」ならではの魅力で、こういう曲を小編成で聴くと隅々までクリアで朝比奈が施したマジックの手の内が理解できるというものです。軽いようで軽くない、小さいようで小さくない、この名曲を朝比奈は自由自在にテンポを動かしてドラマを作っており、普段の悠揚迫らぬ音楽と一味違う所が実に興味深いです。第7番も運動神経抜群のオーケストラを駆使し、立派な展開から大見得を切るような豪快なアッチェレランドに至るまで、手に汗握る名演となっております。いずれの演奏も朝比奈自身が演奏を楽しんでいる感があり、一年に一度の顔合わせの倉敷音楽祭が巨匠にとってのリラックス・タイムであったのではないかと当時が偲ばれます。いずれも音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。
東武ランドシステム

ベートーヴェン 交響曲第9番“>

ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
渡辺美佐子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、若本明志(テノール)、勝部太(バス)
倉敷音楽祭「第九」合唱団(岩城拓也指導)
【録音】
1996年3月24日 倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管の「第9」
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」からついに「第九」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた演奏を行います。音楽祭第10回を記念し、さらにはベートーヴェンの交響曲全曲演奏の完結編として高らかに鳴り響いた「第九」! この年、96年は、朝比奈は八十八歳を迎えますが、多忙を極め、東京でのブラームス・ツィクルス、シカゴ交響楽団への初客演が控えている重要な年でもありました。エネルギッシュな指揮ぶりは相変らずで、第三楽章の深遠なアポロ芸術から、奔流のようになだれ込む感動的なフィナーレまで聴き所は満載です。音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。
東武ランドシステム

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