朝比奈隆 倉敷音楽祭祝祭管弦楽団 モーツァルト 交響曲34,35,36,38,39,40,41,ピアノ協奏曲21

モーツァルト:
1. 交響曲 第34番
2. ピアノ協奏曲 第21番
3. 交響曲 第35番「ハフナー」
4. 交響曲 第36番「リンツ」
5. 交響曲 第38番「プラハ」
6. 交響曲 第39番
7. 交響曲 第40番
8. 交響曲 第41番「ジュピター」
9. 歌劇「フィガロの結婚」序曲
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
江尻南美(ピアノ)(2)
【録音】
1,2)1995年3月21日 3)1994年3月27日 4)1993年3月23日 5)1992年3月24日
6)1991年3月24日 7)1990年3月25日 8,9)1989年3月19日
全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆 モーツァルト 交響曲集

協力:アルスくらしき倉敷文化振興財団
解説(日英):ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)、マスタリング:WEITBLICK

ついに登場幻の名演! 朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管
モーツァルト:後期6大交響曲集+α
何と朝比奈隆によるモーツァルト:後期6大交響曲+αです。第39番、第40番、「フィガロの結婚」序曲以外は全て音盤初レパートリー! 最近ではWEITBLICKから発売のハイドンの名演が高く評価された巨匠朝比奈隆。ベートーヴェン以降の音楽のスペシャリストと看做されがちですが、古典音楽においては、ロマン性に傾斜しつつも格調高い名解釈で聞き手を納得させます。晩年の朝比奈はほとんどモーツァルトの交響曲を指揮しませんでしたが、数少ない例外が倉敷音楽祭に於けるこれらの演奏です。朝比奈は、第2回の倉敷音楽祭から第10回まで登場。臨時編成の倉敷音楽祭祝祭管弦楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲を若い番号から、モーツァルトの交響曲を後ろの番号から順に取上げました。この倉敷音楽祭祝祭管弦楽団のメンバーが凄いのです。日本を代表するソリスト、コンサートマスタークラスの名手がずらりと並び、ざっと名前を挙げるだけでも(順不同)、田中千香士、原田幸一郎、藤原浜雄、久保陽子、潮田益子、数住岸子、川井郁子(以上、ヴァイオリン)、菅沼準二、店村眞積(以上、ヴィオラ)、安田謙一郎、毛利伯郎、上村昇、山崎伸子(以上、チェロ)金昌国、白尾隆(以上、フルート)、松崎裕、山岸博(以上、ホルン)等々、とても書ききれません。詳しくはCD解説書をご覧下さい。毎回30人を超える程度の編成で、朝比奈の分厚いサウンドはそのままにキビキビとした快活さに満ちた魅力的な演奏が毎回展開されました。さらに名手江尻南美との協奏曲第21番というのも聴き物でロマンチスト朝比奈の面目躍如たる美しさです。倉敷市が記録していた録音が現存していたことは有難かったのですが、各演奏家の連絡先を調べ上げることから作業は始まり、企画から数年を経て、やっとリリースに漕ぎ着けました。今回もリリースを快諾なさった巨匠のご子息千足氏も「倉敷から帰る度に、その様子を家族に話していた」と仰っています。朝比奈にとっても新鮮な体験だったことが偲ばれます。
東武ランドシステム

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