ブラームス 交響曲全集 朝比奈隆 大阪フィル  1994-5 SACD

生涯に4種の全集を遺している朝比奈が94年~95年にかけて行なったブラームス・チクルスのライヴ。
雄渾にしてロマンティック、全編に熱気が充満する巨匠3回目の全集、復活!
シューマンの「ライン」と、リハーサル風景(2曲)付き。今回の復刻のために新規で江崎友淑氏がマスタリング。
新規序文解説、宇野功芳氏による初出時の解説付。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!

朝比奈隆にとってブラームスは、ベートーヴェンやブルックナーと並ぶレパートリーの柱であり、生涯に4種の全集を遺しています。このDISCは94年~95年にかけて行われたチクルスのライヴ収録で、朝比奈にとって3回目の全集に位置付けられるものです。2回目の完成から5年後、マエストロたっての要望で実現した本公演は、すべてが聴きもの。男性的な表現際立つ「第1番」、精気みなぎる「第2番」、情感ゆたかな「第3番」、堂々たる威容の「第4番」など、まさしく「ロマンの回帰」(宇野功芳)の世界。増田良介氏の新原稿、宇野功芳氏の演奏解説、2021年新マスタリングなどの魅力を搭載。4種のブラームス中で最高との評価も高い本全集、約四半世紀ぶりに復活する巨匠の87歳時の記録です。
朝比奈によるブラームスの交響曲全集は、大阪フィルと2回(第1,3回目)、新日本フィルとの2回(第2,4回目)があるのみで、ベートーヴェンと比較すると残された音源は少なく、貴重な音源ばかりです。いずれも記録された音源の収録時期の間隔がある程度開いていることもあり、それぞれの演奏がその時期の朝比奈の作風をそのまま反映していると言えます。初めての収録は1979年から翌年にかけて神戸文化ホールで行われた公開ライヴで、既に御年70歳を超えた巨匠による風格にみちた重厚な音楽は、まさに満を持してのブラームスと思わせる演奏内容でした(ビクター原盤。タワー企画盤として2019年にSACDシングルレイヤーでリリース。GCAC1027)。2回目は1990年と92年に新日本フィルとライヴ収録を行い、朝比奈にとっても気力共にまだまだ充実していた時期の演奏であることが特徴です(fontec原盤。2014年にCDで再発。FOCD9035)。その次が今回復刻する1994年から翌年にかけての大阪フィルとの第3回目録音であり、大阪のフェスティバルホールでの交響曲全曲演奏会の際に収録されました。朝比奈ファンの間ではこの録音の評価が一番高く、大阪フィルとの最後の録音であること、解釈は一貫しているものの最晩年様式直前の溌剌した表現が曲によってはより目立つことが理由にあるのではないでしょうか。もちろん、2000年から翌年にかけての第4回目録音(fontec原盤。FOCD9206)も基本的な解釈は同じであり、生涯をかけて探求していった朝比奈自身の最終回答という意味では貴重な音源です。朝比奈のブラームスの録音は、多く存在するベートーヴェンの音源と異なり、収録時期の間隔がある程度空いているため変遷はわかりやすいと言えるでしょう。今回、充実した第3回目の演奏記録と稀少なシューマンの「ライン」を、そして2曲の貴重なリハーサル風景の音源を、満を持してSACDハイブリッド盤として復刻します。(1/2)
タワーレコード (2021/03/23)
今回の解説書は、序文に新規で増田良介氏による序文解説を掲載し、初出時の解説を執筆した宇野功芳氏の文章も収録。音質にも留意し、オクタヴィア・レコードの代表である江崎友淑氏の手で今回の発売のために新規でマスタリングを行いました。シリアル・ナンバー・シール付の700セット限定でリリースいたします。尚、2021年は朝比奈の没後20年企画として、別の作品も随時最新で復刻を行っていく予定です。ご期待ください。(2/2)

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ブラームス 交響曲全集 朝比奈隆 新日本フィル 2000

没後20年企画。
マエストロ朝比奈、生涯最後のブラームスを初出時以来約17年振りにリリース。
朝比奈最後のブラームス演奏となった2000年から翌年にかけてのサントリーホールでの貴重なチクルスの記録。
仕様はそのままに、約2/3の価格でタワーレコード限定再発売!

4種ある朝比奈のブラームス:交響曲全集のうち、亡くなる前年の2000年9月から翌年3月にかけて、サントリーホールにおいて新日本フィルと行われたこの「ブラームス・チクルス」の貴重な音源は、元々は2004年にfontecからリリースされました。その後、再発は無い状態のまま、近年では生産中止品として市販では出回らない状態が長く続いていましたが、2021年、朝比奈没後20年を機にタワーレコード限定でこの度再リリースを行う運びとなりました。従来の仕様はそのままに、価格を下げての限定再発売となります。

朝比奈隆(1908.7.9-2001.12.29)によるブラームスの交響曲全集の音源は、大阪フィルと2回(第1,3回目)、新日本フィルとの2回(第2,4回目)があるのみで、ベートーヴェンと比較すると残された音源は少ないため、貴重な音源ばかりです。いずれも、記録された音源の収録時期の間隔がある程度開いていることもあり、それぞれの演奏がその時期の朝比奈の作風をそのまま反映していると言えます。初めての収録は1979年から翌年にかけて神戸文化ホールで行われた公開ライヴで、既に御年70歳を超えた巨匠による風格に満ちた重厚な音楽は、まさに満を持してのブラームスと思わせる演奏内容でした(ビクター原盤。タワー企画盤として2019年にSACDシングルレイヤーでリリース。GCAC1027)。2回目は1990年と92年に新日本フィルとライヴ収録を行い、朝比奈にとっても気力共にまだまだ充実していた時期の演奏であることが特徴です(fontec原盤。2014年にCDで再発。今回価格変更で同時リリース。FOCD9035)。次がちょうど4/23にSACDハイブリッド盤として新規リマスターで再発する1994年から翌年にかけての大阪フィルとの第3回目録音です(キャニオン原盤。OVEP00011)。朝比奈ファンの間ではこの録音の評価は高く、大阪フィルとの最後の録音であることや、解釈は一貫しているものの最晩年様式直前の溌剌した表現が曲によってはより目立つことが理由にありますが、今回リリースの第4回目の録音は、巨大な造形は不変ながらもルパートを排し、収斂したテンポで音楽を統一する作風を堅持、楽章によっては第3回目の演奏時より短い収録時間になっているのが特徴です。

今回の再発は、市販時のスリップケース封入、スリムケース、解説書等含め仕様はそのままに、限定数で価格を大幅に下げて再発売を行います。尚、同時発売で、第2回目のブラームス:交響曲全集録音である同じく新日本フィルとの1990年から92年にかけての音源も同様にタワーレコード限定盤としてリリースします。

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ブラームス 交響曲全集 朝比奈隆指揮 新日本フィル 1990-2 タワー限定

没後20年企画。
市販の後、2014年にタワー限定として再発した1990年から92年にかけての、朝比奈第2回目の全集を同仕様で限定数再発売!
朝比奈のブラームス演奏の到達点のひとつ。充実した解説書もそのまま復刻。ハイドン変奏曲は唯一の録音

4種ある朝比奈のブラームス:交響曲全集のうち、1990年から1992年にかけて新日本フィルとオーチャードホールで行われた第2回目のライヴを再発売。前回時は1993年の初発売以来の再発盤として2014年にタワー限定で再発を行いました。今回は長らく廃盤になっていたこの全集を、没後20年であるこの機会に再プレスとして限定数のみ販売いたします。尚、仕様は2014年時と同様で、価格のみ前回時から変更となっています。

朝比奈のブラームスの交響曲全集は、CD発売のものとしては大阪フィルとの2種(1979-’80、1994-’95)と、今回含む新日本フィルとの2種(1990、最晩年の2000-’01)しかありません。今回の再発盤は全4種中、2番目の全集です。ベートーヴェンと比較して残された音源は少なく(通常の指揮者としては多いですが)、貴重な音源ばかりです。いずれも記録された音源の収録時期の間隔がある程度開いていることもあり、それぞれの演奏がその時期の朝比奈の作風をそのまま反映しているのが特徴的です。尚、ハイドン変奏曲は唯一の録音です。。
今回の1990年中心のライヴは、81歳の時の記録であり(ハイドン変奏曲のみ83歳時)、気力共にまだまだ充実していた時期のライヴであることもこの全集の価値を高めています。最晩年の同じ新日本フィルとの演奏は、朝比奈が到達した偉大な境地を体現できるものとしても非常に価値の高い音源ですが、約10年前のこれらのライヴも、様々な意味で今聴くと感慨深いものがあります。

尚、1993年の初発売時は\10,000(税込)で、豪華なケースで話題となりました。この再発では解説書含め中身はそのままに、外側のケースのみ紙製としています。解説書はかなり厚く、金子健志氏との貴重なインタビュー記事もそのまま収録しましたので(30ページ分。譜例付き)、読み物としても充実したものです。この機会にパッケージとしての魅力含め、広く朝比奈の芸術に触れてみていただければと思います。

今回の再発は、前回2014年再発時のスリップケース封入、解説書等含め仕様はそのままに、限定数で価格を変更して再発売を行います。尚、同時発売としまして、第4回目の最後のブラームス:交響曲全集録音である同じく新日本フィルとの2000年から翌年にかけての音源(FOCD9206)も、同様にタワーレコード限定盤としてリリースします。
※2014年3月14日、タワーレコード限定再発のFOCD9035の価格変更仕様盤
※仕様:紙ケース(スリップケース)封入
※限定盤
※初発売時のオリジナル仕様での再発(外箱を除く)
※原盤:fontec
※解説:実相寺昭雄氏、朝比奈隆(インタビュー形式。譜例付き。30P)、金子健志氏、解説書49ページ(解説書は1993年発売当時のものです)

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ショパン ピアノ協奏曲第1番 眞木利一 朝比奈隆 関西交響楽団 1949-3-20

すごい記録が出てきた。

朝比奈隆指揮 関西交響楽団 眞木利一 ピアノ
による
ショパン ピアノ協奏曲第1番

朝比奈隆 ショパン ピアノ協奏曲第1番

放送を個人が78回転アルマイトで記録したレコードを復刻したものであるらしい。

放送自体が30分の枠らしく、かなりのカットがあり、演奏にかぶってアナウンスがあったり、音の欠落があったり、混濁してしまっている部分はあるが、音は良くないとはいえ、十分楽しめるレベル。
意外に関西交響楽団がうまいな、という印象。朝比奈さんとしても、若いこともあって、テンポも十分はやい。

ライナーノートもこの盤を入手した経緯なども書いてあってなかなか興味深い。

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日本最古のショパン「ピアノ協奏曲第一番」全曲録音!
臨場感溢れる感動的な演奏をお楽しみください!!

ショパン没後100周年である1949年。日本はまだ戦後4年という、過酷な状況にありました。
その時代を鼓舞するかのように演奏された二人の天才によるショパン「ピアノ協奏曲第一番」のラジオ放送の録音が発見されました。
これは日本最古のショパン「ピアノ協奏曲第一番」全曲録音です。当時の好事家による私家盤であり、アルマイト盤であるため保存状態が悪い部分があります。しかし、当時の情熱的な演奏を偲ぶことができる唯一の音源です。ぜひ臨場感溢れる感動的な演奏をお楽しみください。
発売・販売元 提供資料 (2021/03/23)
ショパン没後100周年である1949年。日本はまだ戦後4年という、過酷な状況にありました。その時代を鼓舞するかのように演奏された二人の天才によるショパン「ピアノ協奏曲第一番」のラジオ放送の録音が発見されました。これは日本最古のショパン「ピアノ協奏曲第一番」全曲録音です。当時の好事家による私家盤であり、アルマイト盤であるため保存状態が悪い部分があります。しかし、当時の情熱的な演奏を偲ぶことができる唯一の音源です。ぜひ臨場感溢れる感動的な演奏をお楽しみください。 (C)RS

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朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る  朝比奈 隆 (著), 東条 碩夫 (編集)

2020年12月23日に文庫になりました。

朝比奈さんがベートーヴェンの演奏について語っている本ですが、めちゃくちゃ面白いです。
これほど興奮して読んだ本はないんじゃないか、と思います。

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