朝比奈さんは、東京交響楽団とも、毎年1回というくらいのインターバルで、ブルックナーを演奏した。
とくに後年の演奏は、そのほとんどすべてが録音されていたため、東京交響楽団のものも、4,5,7,8,9と主要作品がそろってしまった。
この演奏の前に、テ・デウムと9番をいれたものがあり、これが実にすばらしい演奏である。9番の演奏は、朝比奈さんではなかなかいいコンディションのものがなかったのだが、この9番はとてものりがよい。ただ。3楽章で、金管楽器がはでに1小節遅れているのはあるが、すばらしくノッた演奏である。
キャニオンから出たセットも、熱演が多い。、東京交響楽団は、非常に表現意欲たっぷりに演奏している。
個々の演奏はあとで詳しく書きます。