朝比奈さんが、日本国内では、大阪中心に活動していたのが全国区にまでなったのは、音楽評論家の宇野 功芳氏の功績は非常に大きいものでした。
残念ながら、最近亡くなりましたが、クナッパーツブッシュ、シューリヒト以降、朝比奈とマタチッチが世界一のブルックナーだ、と、すでに1960年代後半に述べておられます。私は、その記事を、中学時代にレコード芸術誌で読み、朝比奈さんを聴いてみたいと思いました。ちなみに、私が最初に買ったブルックナーは、宇野さんの影響もあり、マタチッチの7番でした。朝比奈さんのブルックナーを最初に聴いたのは、1974年大阪フェスティヴァルホールでの8番でした。
その宇野さんの朝比奈論がこれです。おちこちで書いているものを集め、必要な改訂をしています。