東京カテドラルで行われたブルックナーシリーズの1つ。 ビクターのブルックナー交響曲全集にも入っている演奏である。
私は、この演奏に接して、はじめてブルックナーの第5番に心底感動した。この演奏会のあと数日間、頭の中で、ずっとこの曲がなっていた。それ以前に、ジャンジャンの生も聴いていたが、私のブル5の事始はこれである。
今回、XRCDになって、信じられないくらい音が良くなった。高いのがたまにキズだが。マスターテープにさかのぼってマスタリングしている。ビクターのブルックナー全集の1つになっているもの。
しかし、今聴くと、最晩年のものと比べると、ものすごく表現が几帳面である。東京のオケということもあるだろうが。