リムスキー・コルサコフ シェエラザード 朝比奈隆 大阪フィル 1982

リムスキー・コルサコフ シェヘラザード 朝比奈隆 大阪フィル

【曲目】
リムスキー・コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1982年11月22日 フェスティバルホール,大阪 (ライヴ)

キングの一連の録音は、荒削りだが、表現も大胆、録音も非常に優秀で、聴いていて非常に面白い。

朝比奈がオリエンタル・ムードたっぷりに表出したアラビアン・ナイトの世界。
ロシアの指揮者メッテルに指揮法を学んだ影響からか、生前ロシア音楽がもっとも自分の肌に合っていると語っていた朝比奈。この「シェエラザード」は朝比奈が好んで指揮する重要なレパートリー。全体にテンポを遅めにとり、この音楽の持つ東洋的なムードを、濃厚に表出している。
キングレコード

キングレコードのシリーズで出ているものだが、何度か発売するごとに、マスターが異なっているため、音が違う。

1995年ファイヤバード盤

シェエラザード 1995

アナログマスターを使ってリマスターしたもの

シェエラザード 2008

シェエラザード 2011

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シベリウス 交響曲第2番 朝比奈隆 大阪フィル 1978

シベリウス 交響曲第2番 朝比奈隆 大阪フィル 1978

《録音:1978年11月22日/大阪フェスティバルホール》

1999年録音も発表されたが、こちらの方がよりロマン的というか、歌ごころを感じる。

CDは廃盤になっていますが、大阪フィル名演集のSACDセットの中にはいっています。

大阪フィル名演集 SACD

4988002442676

シベリウス 2 朝比奈

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ワーグナー 神々の黄昏から 朝比奈隆 大阪フィル 1983

ワーグナー名演集
4988003410230

朝比奈 ワーグナー 名演集

ワーグナー:
1. ジークフリートの牧歌
2. 楽劇「神々の黄昏」から ジークフリートのラインへの旅
3. 楽劇「神々の黄昏」から ジークフリートの葬送行進曲(第3幕)
4. 楽劇「神々の黄昏」から ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲(第3幕)
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
曽我栄子(ソプラノ)(4)
【録音】
1983年10月4日 大阪,フェスティヴァル・ホール(ライヴ)

名演集となっているが、神々の黄昏から抜粋と言った方がいい。
1980年代の粗削りではあるが、非常に迫力のある名演。

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マーラー 大地の歌 朝比奈隆 大阪フィル 1984 ファイアバード

マーラー 大地の歌 朝比奈 キング

【曲目】
マーラー:交響曲「大地の歌」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
伊原直子(アルト)、林 誠(テノール)
【録音】
1984年10月19 日 大阪フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
9:35/9:56/3:05/6:45/4:49/28:22

朝比奈さんは、昔、これを歌える日本人はいないといっていたが、伊原直子、林誠というすぐれた歌い手が育ってきたこともあって、取り上げた。大地の歌は、2回録音されているが、これが旧録音。
この時期のキングレコードの録音は、非常に優秀で、かつマスターもアナログ、デジタルと両方あるようである。最初出たのは、デジタル。非常にレンジが広く、ダイナミック。

朝比奈さんは、マーラーも得意にしていて、耽美的な表現ではないが、もともと楽譜が多彩にかかれていることもあって、なかなかいい音を出している。
朝比奈さんのあの棒(失礼!)で、どうしてこんな優美でしゃれた音が出るのか、大フィルで、こんなに多彩かつ深い響きが出るなんて、驚きである。
林さんの歌い方はちょっと引きずるような感じがあるが、エネルギーのある声。伊原さんはヴィヴラート過多のような感じもあるが朗々と歌い見事。

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マーラー 交響曲第9番 朝比奈隆 大阪フィル 1983 フェスティヴァルホール

第190回定期演奏会の模様。同曲3回目の演奏となるが、同年4月14日に行った東京響との演奏が最後となったため、大阪フィルとはこれが最後の演奏となった。作為性のない無骨な表現ながら、朝比奈だけが表現できる独自の世界があり、唯一無二の境地を示した演奏。
キングレコード

マーラー 交響曲第9番 朝比奈 キング

【曲目】
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1983年2月15日 大阪,フェスティヴァル・ホール(ライヴ)

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マーラー 交響曲第2番 朝比奈隆 大フィル プライベート盤

マーラー 交響曲第2番 朝比奈 大フィル プライベート盤

大阪フィルの定期演奏会のライブ。
大フィル合唱団が独自に制作したLPで非売品である。
ただ、コンサート会場で売られていた。

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マーラー 交響曲第8番 千人の交響曲 朝比奈 大フィル 1972

マーラー 交響曲第8番 千人の交響曲 朝比奈 大フィル 1972

4988002520527

朝比奈 マーラー 交響曲第8番

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

【演奏】
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団

樋本 栄、岡田晴美、永井和子(S)
桂斗伎子、羽場喜代子(A)
伊藤富次郎(T)
三室 堯(Br)、楯 了三(Bs)
ゲルハルト・ヒュッシュ(独唱・合唱指揮)
朝比奈千足、宇宿允人、桜井武雄(合唱主任)
大阪音楽大学、大阪メンズコーラス(第1混声合唱)
アサヒコーラス、グリーンエコー、アイヴィコーラス、関西歌劇団、コードリベットコール(第2混声合唱)
大阪・神戸・奈良放送児童合唱団(児童合唱)

【録音】
1972年6月5&6日
大阪フェスティバルホール(ライヴ)

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朝比奈 マーラー 交響曲第8番

大阪フィルの第100回定期演奏会のライブ録音である。
私がはじめて朝比奈さんの生演奏に接した演奏である。
この演奏会は、いつもは、1回しかやらない定期演奏会を2回、それに民音の演奏会が1回と、合計3回行われた。私が聴いたのは、最初の演奏会である。
この演奏会では、本当に1000人の演奏者が乗った。のせられるかどうかといった事前の準備も当時いろいろ報道されていた。心配されたのは、重量だったが、それは大丈夫ということだった。
しかし、演奏者が並ぶのに、1時間もかかるのである。演奏がはじまるまで、ものすごく準備がかかった。

実際の演奏では、あまりにも人数がおおかったので、前後の時差があって、なかなか音がそろわないのだが、この録音では、それが気にならない。

きわめて正攻法の表現だが、じっくりときかせるところがあり、なかなかすばらしい。

(工事中)

この録音は、最初、ビクターでCD-4というディスクリート4チャンネルLP(CD 4 K7513/4)で発売された。
このディスクリート方式の4チャンネルLPは、リア成分を高調波に変調しているもので、これを再生するために、カートリッジの再生特性が50000Hzまで必要になった。そのため、カートリッジの性能が著しく向上するきっかけになった。しかし、この方式は、普及しなかった。しばらく、このソースは、これしかなかったのである。いまなら、SACDで、ディスクリート4チャンネルが聴けるので、出してほしいですね。

出演者用のプライベートLPでステレオ盤がつくられている。PRC-70007/8
その後、大フィル合唱団の場合も、こういったプライベート盤が、出演料がわりにつくられたが、商業用録音と比べると鮮度が落ちるので、たぶんオープンリールの回転数が違うのではないかと思われる。ただ、私は、このLPを入手しておらず、聴いていない。

その後、ビクターからステレオLP((SJX9524/5)が発売され、その後CD(VICC40149/50)となった。
このCDは、しばらく廃盤であったのだが、タワーレコードが再発してくれたので、いまは、この貴重な演奏を聴くことができる。

朝比奈 マーラー 交響曲第8番

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ベートーヴェン 交響曲全集 ビクター 2回目 分売

朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第1番、第4番

朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第2番、第5番

朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第3番

朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第6番

朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第7番、第8番

朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第9番

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服部良一 おおさかカンタータ 朝比奈隆 大阪フィル 1974 

服部良一 おおさかカンタータ
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー
樋本栄、五十嵐喜芳
大阪フィルハーモニー合唱団
1974年11月4日大阪フェスティヴァルホール

おおさかカンタータ

ヒットメーカー服部さんは、朝比奈さんと同門なのです。で、この曲は、昭和四十五年の日本万博以後、不況下で低迷する大阪に活力をとの狙いで、府、大阪市、経済界が実行委員会を組織。作詞を喜志邦三さんと阪田寛夫さんに、作曲を服部良一さんに依頼したものです。

長らく廃盤でしたが、いまはベートーヴェン交響曲全集(ビクター)の特典盤として入手できます。その後復刻され、バラで購入できます。

大阪フィル合唱団が発足してまもなくこの曲の世界初演を行いました。で、ライブ録音されたものです。大阪で取材をかさねて大阪らしいメロディーがたくさん出てきます。服部さんは、ゲネプロのときに登場し、ちょっとだけ指揮しました。朝比奈さんとは同門だけに、非常に懇意にしているようでした。この曲は、世界初演であったということもあり、譜読みもたいへんだったのですが、綺麗に演奏できたと思います。

実は、この曲には、児童合唱もあるのですが、この合唱団の指導者が井伊弘さんといいます。私が、小学校3年のときの音楽の先生でした。その後別の小学校の転勤してしまいました。高校のときに再会したのですが、この演奏のときにも久しぶりにお会いしました。なつかしい思い出です。

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ベートーヴェン 交響曲第9番 朝比奈隆 大阪フィル 1977

ベートーヴェン 交響曲第9番

朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団・合唱団

常森寿子、田中万美子、林誠、木村俊光

1977年12月29日 大阪フェスティヴァルホールでのライブ録音

復刻CD
朝比奈 ベートーヴェン 交響曲第9番

実は、この合唱には、私も参加している。合唱指導は、CDでは木村四郎氏の名前が出ているが、このとき、実際は、手塚幸紀さんが、民音の第9の演奏会を数回やっていたので、実際のところ手塚さんが相当リハーサルをおこなっている。この年に手塚さんが練習の多くを行ったことで、大フィル合唱団が格段の進歩をみせている。それ以前より、より正確に演奏しているということができる。

バリトンのソロは、この前の年に、別のバリトン歌手が出てきたが、リハーサルの態度が尊大で顰蹙をかっただけでなく、本番は大失敗というオマケつきだった。この年は前年の歌手にかえて、木村さんのきわめて誠実な歌唱となり、レベルもあがった。常森さんが非常な人気で、あとの打ち上げでもものすごくもりあがった記憶がある。

朝比奈さんは、大フィル合唱団が出来た年こそ、12月の第9の過半を指揮していたが、この年は年末だけだった。年末に2回連続で行うようになってからは、その2回がまったく違うスタイルの演奏で、これがまた面白かった。初日は、69分、2日目は78分とか、大きくテンポも違うのであった。しかし、あの大阪フェスティヴァルホールが2日とも満員になるのである。すごい人気である。

さて、この第9であるが、朝比奈さんとしては、かなりテンポが早い。
ぐいぐいと押してくるエネルギー感が素晴らしい。
オケの精度も学研のものとは比べ物にならない。
第9は、朝比奈さんが200回も演奏した曲である。その自信もあると思う。

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