フルトヴェングラーの交響曲第2番については、朝比奈さんが、なぜか演奏することに執念をもやした曲です。やりたくてやりたくてしょうがなかった。
それで、とうとう実現したのです。
オーケストラは、この曲をやることをおそれていたそうです。
それで、やはり大変でした。
大指揮者ですが、作曲家としては、どうみても一流ではないというのが、大方の評価でしょう。
しかし、そんなことは関係ないのです。朝比奈さんがフルトヴェングラーその人に心酔しているわけです。
それもその思いがタダモノでないのは、それが、第200回定期演奏会という、キリ番の会に用意したのです。それが、大阪の演奏会。それから、東京にもっていきました。
録音が残っています。1984年7月2日、東京文化会館、ライヴ録音です。
当初ビクターで出ていて、すぐに廃盤になりました。
ネットオークションでは、相当な価格がつきました。
そうしたら、タワーレコードが復刻しました。
今は、タワーレコードで買うことができます。
曲は、やはり退屈なんですね。長いだけ、としか・・・。
【曲目】
DISC-1
フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調
第1楽章:アッサイ・モデラート・アレグロ
第2楽章:アンダンテ・センプリーチェ
DISC-2
フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調
第3楽章:ウン・ポーコ・モデラート
第4楽章:ラングザーム・アレグロ
【演奏】
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1984年7月2日、東京文化会館(ライヴ)