ベートーヴェン 交響曲第1番
朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
11:20/9:50/4:06/6:15
1989年2月5日、サントリーホール
同日の後半は、第3番が演奏された。
非常にきっちりした演奏。弦楽器は、弓を弦にきっちるつけて、跳ねないような弾き方で、朝比奈さんのいつものやりかた。
大フィルよりも、音は透明度は高く、ものすごく几帳面な感じがする。後半にいくほど乗ってきて、とくに第3楽章以降は、音が躍るようなイメージも出てくる。第1番で30分超えるというのは、珍しい。
第1楽章、じっくり、丁寧に、テンポもゆったりしている。重量感がある。
第2楽章、テンポは非常にゆっくりしているが、流れはよく、歌もある
第3楽章、かなりゆっくりしたテンポで、丁寧に演奏されており、重量級。
第4楽章、テンポはゆっくりの方だが、流れがよく、躍動感も出ている。