ベートーヴェン 交響曲第3番
朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
1989年2月5日、サントリーホール
21:09/18:10/6:50/13:28
同日は、第1番が演奏されている。
得意な曲だけに生き生きとしているが、ほかの演奏と比べ、非常にテンポがゆっくりしている。とくに前半の2つの楽章。
第2楽章がこれほど遅いのに緊張を保てたことで、朝比奈さんは新日本フィルの合奏力を賞賛したということである。
全曲で1時間近くかかっている。
それは、本人も意識して、そうしている、と語っている。
大フィルの演奏より音は明るいが、荘厳な表現。とにかく前半のテンポの遅さは後年に見られない。