ベートーヴェン 交響曲第4番
朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
13:58/11:58/6:40/8:27
1989年4月6日、サントリーホール
同日後半に第6番が演奏された。
新日本フィルのこのシリーズは、テンポのゆっくりしたものが多いが、第4番で40分を超えるというのは珍しいと思う。すばらしく重量感のある演奏である。ホールの音響もすばらしい。
第1楽章、ゆったりした序奏のあと、主部は非常に重量感がある。揺るぎなく、確信に満ちた演奏。
第2楽章、ゆったりし、線の太い、堂々とした足取り。
第3楽章、しっかりと音をきざみ、重量級。
第4楽章、テンポは遅く、音の刻みがしっかりはっきりしていて、重量感がある。その勢いのまま、乗りに乗って進む。