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朝比奈さんは、ブルックナーの楽譜は、ハース版を中心に使っていましたが、例外もあります。
第0番、第3番、第9番は、ハース版がありません。だから違う版になります。ただ、できるだけハースに近い位置づけということで、第3番はエーザー版、第9番はオレル版となっています。第0番はノヴァーク版しかありません。
第3番が複数の版をつかっているのは、取り寄せたレンタル譜がたまたまそうだった、というような事情のようです。
第8番は、最初はノヴァーク版をつかっていましたが、名古屋大学の演奏でハース版を使い始め、それ以降は、一貫してハース版を使っています。ハース版にあって、ノヴァーク版でカットされているところはすごく美しいので、カットするのはもったいない、と朝比奈さんんは言っていました。
第0番 ノヴァーク版
第1番 リンツ稿 ハース版
第2番 ハース版
第3番 エーザー版、ノヴァーク第2稿、改訂版
第4番 ハース版
第5版 ハース版
第6番 ハース版
第7番 ハース版
第8番 ハース版
第9番 オレル版
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最近は、ウィーン・ブルックナー協会版が、いろいろなバージョンを用意していて、かつ入手しやすいです。
実際の演奏は、ハース版信奉者は多く、ヴァント、ハイティンクなどは、ハース版を使うことが多いです。
昔は、ウィーン系は、ノヴァーク、ドイツ系はハースという図式がありましたが、最近は、第1稿をはじめ、いろいろなバージョンが柄演奏されています。第1稿(第3番、第4番、第8番)は、昔は、インバルが専売特許のような感じでしたが、いまは、ケント・ナガノなど、比較的よく演奏されます。
日本では、全音楽譜をはじめ、いろいろ発売されていますが、ノヴァークのメジャーなものを出していることが多いです。
ノヴァークとハースの違いは、
わかりやすいのは、第8番は、ノヴァークはカットがあること、第7番は、ハースはシンバルとティンパニを使わないことなどの差がありますが、基本的には、メジャーなものをまず購入すれば、役にたちます。
オイレンブルグ版やペータース版は、改訂版があります。これは、とくに第9番などは、大きく違いますので、面白いですが、かなりノヴァークなどの原典版とは違うので、注意を要します。
ブルックナーの楽譜は、いろいろな版もあるし、出版社もいろいろなので、まずは、ヤマハのホームページ
基本的には、まずは、ウィーンの協会版でそろえるのがいいと思います。
ヤマハミュージックショップ
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まずは、音楽之友社のもの
第3番 ノヴァーク第3稿
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第4番 ノヴァーク第二稿(1878/80)
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第5番 原典版
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第9番 原典版
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