朝比奈さんのブルックナー第7番のXRCD盤。 ビクターの全集にはいっているのと同じ演奏。
東京カテドラルで行われた2回目のシリーズ。これは、大阪フィルの東京定期演奏会と称して3種のコンサートが行われたもの。これは実際に聴いている。1983年9月13日、東京カテドラルでのライブ。あと2回は、第8番とミサ曲第3番だった。
しかし、すごい情報量である。音はすごくいい。
かなり速いテンポでグイグイ。線が太く、堂々としている。音に勢いがある。教会の中に音が充満し、この響きに酔っていたのだ。
聖フロリアンのテンポがむしろ例外である。
このシリーズは、ブルックナーはこれで終わりなのだろうか。なんといっても、聖フロリアン盤を出して欲しい。次回は、エロイカである。これも楽しみではある。
【曲目】
ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調(ハース版)
第1楽章 Allegro moderato(19:59)
第2楽章 Adagio, Sehr feierlich und sehr Iangsam(22:28)
第3楽章 Scherzo : Sehr schnell(9:16)
第4楽章 Finale : Bewegt, doch nicht schnell(13:31)
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1983年9月13日 東京カテドラル聖マリア大聖堂 (ライヴ)
オリジナル・プロデューサー:Naohiko Kumoshita
オリジナル・レコーディング・エンジニア:Fumio Hattori
リマスタリング・エンジニア:杉本一家