朝比奈さんの、発掘CDのひとつです。
ハイドンの交響曲。
まず聴いてみてください。
その美しさにびっくりします。
録音がいいです。
歌があります。
こんな演奏、1970年代のはじめにやっていたんです。
オケがうまいですねえ。歌こころが違います。
もううっとりです。
こんなすごい演奏あったんですねえ。
ドイツ語のインタヴューがついているんですが、朝比奈さんのドイツ語はじめてききました。むちゃくちゃうまいですねえ。
HMV HPから
朝比奈隆ヨーロッパ・ライヴ第2弾!
ディスク初レパートリーのハイドン名演集!
「我々はハイドンの時代にハイドンがどういう風に演奏されていたかを知る由もない。それにもし我々がその時代にタイムスリップして、その時代の演奏を聴けたとしてもベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、マーラーを経験している我々が当時の聴衆と同じ感想を持つとは思えない。その意味で朝比奈のハイドンはロマン性に傾斜したものだが、テクスチャはクリア、リズムは活発で情熱的でもある。そして温かみと雅趣がそこにはある。試みに第99番のトリオを聴いていただきたい。音楽の微笑のみならず指揮者の微笑すら発見できるだろう」~ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより
朝比奈ヨーロッパ・ライヴ第2弾。朝比奈は晩年ハイドンを取上げることはほとんどありませんでしたが、オーケストラの基本レパートリーであるハイドンにも造詣深く全交響曲演奏を目論んだこともあるほどです。音盤初登場となる名曲2題はベルリン放送響(現ベルリン・ドイツ響)との共演という点がファンを狂喜させましょう。演奏スタイルは現今主流であるピリオド・アプローチの対極にありアーベントロート、クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラーを彷彿とさせる豊穣で大らかな名演です。定期演奏会ではなく放送用のセッション録音であり、如何に朝比奈が放送局、オケから信頼されていたかを物語ります。堪能なドイツ語で応対するインタビュー付。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。(TOBU)
【収録情報】
・ハイドン:交響曲第92番『オックスフォード』
・ハイドン:交響曲第99番
・1975年渡独時のインタビュー
ベルリン・ドイツ交響楽団(旧西ベルリン放送響)
朝比奈隆(指揮)
録音時期:1971年2月8-11日(第92番)、1974年2月18,19日(第99番)
録音方式:ステレオ(放送用セッション)