ブルックナー 交響曲選集 朝比奈隆 NHK交響楽団

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朝比奈さんとNHK交響楽団は、朝比奈さんのブルックナーが有名になり出したころに、9番と2番を取り上げたことがある。このとき2番というのが意外で、朝比奈さんが解説をしていたのを覚えている。

しかし、NHK交響楽団とのブルックナーでは、最晩年の8番、9番、4番がそれぞれフォンテックで発売され、大阪フィルの演奏では絶対きけない、実力日本一の演奏がきける。

私は、8番は2回とも行ったが、9と4ば行っていない。

8番は、さすがNHK交響楽団だけあるというアンサンブルの魅力をきいた感じがした。1日目は放送もされ、CDになっているのだが、2日目の方が数段すばらしかった。ちょっと早めのテンポで筋肉質の演奏だったのに、録音していなかったようだ。

4番はチャンスはあったのだが、その日は大阪で中学の同窓会があったので断念したのを覚えている。しかし、この4番は奇跡ともいえる名演奏で、その様子はその後の放送やCDでもわかる。この演奏会の直後、大阪にいる私に携帯に興奮して電話をかけてきた友人がいたほどだ。その彼は、数々のブルックナーをきいているが、はじめて満足できる4番に出会ったということだった。

9番は、テレビでみたが、非常にあぶなっかしくて、見るに耐えないものだったのだが、不思議にCDで音だけきくと、すばらしい演奏なのである。実際この演奏会に行っていた友人も、よくいっていなかった。

この3曲は、フォンテックから発売されている。非常に音の状態がいいので、ぜひSACDで出してもらいたいものだ。

交響曲第4番
交響曲第8番
交響曲第9番

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