ブルックナー 交響曲選集 朝比奈隆 東京交響楽団 (SACD化して再発売)

朝比奈さんの東京交響楽団のブルックナーのキャニオン録音が、まとまってSACD化されます。

2021年07月23日発売です。

朝比奈 東京交響楽団 ブルックナー

※タワーレコード限定販売
※初SACD化、初セット化
※歌詞対訳付(5)
※SACDハイブリッド盤
※限定700セット。通常ジュエルケース仕様(マルチケースにCD6枚入)
※シリアル・ナンバー・シール付(シリアル・ナンバーは、ケースの裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※2021年最新マスタリング音源使用。(マスタリング・エンジニア:江崎友淑氏)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※解説書:東条碩夫氏(新規序文解説)、宇野功芳氏(91年盤初出時解説)他、解説書合計20ページ

朝比奈隆&東京交響楽団による重厚壮大な90年代の名盤が復活!
キャニオンクラシックス原盤、約10年ぶりの新装再発売。東条碩夫氏の新原稿、宇野功芳氏による91年盤演奏解説付。
今回の復刻のために新規で江崎友淑氏がマスタリング。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!

朝比奈隆が90年代東京交響楽団に来演したライヴの記録。91年の「テ・デウム」「第9番」の名演が、その後の93年から4年間のチクルスの大きな成果として結実したことが、ここに刻印されています。朝比奈と気脈の通じ合った東京交響楽団との相乗作用は、燃焼度の高い「第5番」、高揚感が見事な「第7番」、雄渾で共感深い「第8番」、そして覇気溢れる「第9番」と、まさに男性的風貌のブルックナー像を生みだしています。宇野功芳氏絶賛の91年盤を加えた6枚組セットは今回が初登場。東条碩夫氏の新原稿、宇野功芳氏による91年盤演奏解説、江崎友淑による2021年新マスタリングや緑色レーベル仕様等、魅力的な構成となっています。キャニオンクラシックス原盤、約10年ぶりの新装再発売です。尚、同じオクタヴィア・レーベルでの復刻は、2021年4月23日発売の「ブラームス:交響曲全集(1994-1995)」(OVEP00011)に続くリリースとなります。また、今回の復刻では以前市販の単売時に2枚組で発売されていた「第5番」と91年収録の「テ・デウム&第9番」をそれぞれ1枚に収録し、全体の枚数を削減しました。

朝比奈によるブルックナーの演奏回数に関して、大阪フィルに続いて2番目に多いオーケストラが東響でした(以下、都響と新日フィルが同数で続く)。もちろんブルックナー以外も共演を重ねていた両者は、晩年に至るまで多くの名演を残しています。その中でもブルックナーの演奏曲目は、ここにある曲以外でも第2,3,4,6番も含まれており、大阪フィルに次ぐ規模であったと言えるでしょう。尚、「テ・デウム」は生涯6度の演奏の最後がこの1991年となりました。今回、没後20年の機会に朝比奈の残した軌跡を辿っていますが、やはり朝比奈のブルックナー演奏は別格であり、現在ではこのような巨匠的な演奏が時代としての流れもあってか潰えているため、単なる記録としてではなく、むしろ懐かしさと共に憧れをも抱くほどと思われます。高音質で当時の会場の空気感や音色を聴くことができますので、従来盤以上にかつての記憶が蘇ってくるでしょう。没後20年の節目として、今回の解説書にはかつて何度も対談を重ねた東条碩夫氏による文章も掲載しました。朝比奈のブルックナーを振り返った上で、氏ならではのエピソードも交えた必読の解説です。ユーモア溢れる朝比奈の口調を彷彿させる件は、朝比奈ファンならずとも興味深い内容となっています。

今回の解説書は、序文に新規で東条碩夫氏による序文解説を掲載し、91年盤の初出時解説を執筆した宇野功芳氏の文章も収録。音質にも留意し、オクタヴィア・レコードの代表である江崎友淑氏の手で今回の発売のために新規でマスタリングを行いました。シリアル・ナンバー・シール付の700セット限定でリリースいたします。
タワーレコード (2021/06/23)

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朝比奈さんは、東京交響楽団とも、毎年1回というくらいのインターバルで、ブルックナーを演奏した。

とくに後年の演奏は、そのほとんどすべてが録音されていたため、東京交響楽団のものも、5,7,8,9と主要作品がそろってしまった。

この演奏の前に、テ・デウムと9番をいれたものがあり、これが実にすばらしい演奏である。9番の演奏は、朝比奈さんではなかなかいいコンディションのものがなかったのだが、この9番はとてものりがよい。ただ。3楽章で、金管楽器がはでに1小節遅れているのはあるが、すばらしくノッた演奏である。

キャニオンから出たセットも、熱演が多い。、東京交響楽団は、非常に表現意欲たっぷりに演奏している。

個々の演奏はあとで詳しく書きます。

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ショパン ピアノ協奏曲第1番 眞木利一 朝比奈隆 関西交響楽団 1949-3-20

すごい記録が出てきた。

朝比奈隆指揮 関西交響楽団 眞木利一 ピアノ
による
ショパン ピアノ協奏曲第1番

朝比奈隆 ショパン ピアノ協奏曲第1番

放送を個人が78回転アルマイトで記録したレコードを復刻したものであるらしい。

放送自体が30分の枠らしく、かなりのカットがあり、演奏にかぶってアナウンスがあったり、音の欠落があったり、混濁してしまっている部分はあるが、音は良くないとはいえ、十分楽しめるレベル。
意外に関西交響楽団がうまいな、という印象。朝比奈さんとしても、若いこともあって、テンポも十分はやい。

ライナーノートもこの盤を入手した経緯なども書いてあってなかなか興味深い。

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日本最古のショパン「ピアノ協奏曲第一番」全曲録音!
臨場感溢れる感動的な演奏をお楽しみください!!

ショパン没後100周年である1949年。日本はまだ戦後4年という、過酷な状況にありました。
その時代を鼓舞するかのように演奏された二人の天才によるショパン「ピアノ協奏曲第一番」のラジオ放送の録音が発見されました。
これは日本最古のショパン「ピアノ協奏曲第一番」全曲録音です。当時の好事家による私家盤であり、アルマイト盤であるため保存状態が悪い部分があります。しかし、当時の情熱的な演奏を偲ぶことができる唯一の音源です。ぜひ臨場感溢れる感動的な演奏をお楽しみください。
発売・販売元 提供資料 (2021/03/23)
ショパン没後100周年である1949年。日本はまだ戦後4年という、過酷な状況にありました。その時代を鼓舞するかのように演奏された二人の天才によるショパン「ピアノ協奏曲第一番」のラジオ放送の録音が発見されました。これは日本最古のショパン「ピアノ協奏曲第一番」全曲録音です。当時の好事家による私家盤であり、アルマイト盤であるため保存状態が悪い部分があります。しかし、当時の情熱的な演奏を偲ぶことができる唯一の音源です。ぜひ臨場感溢れる感動的な演奏をお楽しみください。 (C)RS

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朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る  朝比奈 隆 (著), 東条 碩夫 (編集)

2020年12月23日に文庫になりました。

朝比奈さんがベートーヴェンの演奏について語っている本ですが、めちゃくちゃ面白いです。
これほど興奮して読んだ本はないんじゃないか、と思います。

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ベートーヴェン 交響曲第3番 朝比奈隆 新日本フィル 1977

Beethoven: Symphony No.3; Haydn: Symphony No.10

Beethoven: Symphony No.3; Haydn: Symphony No.10

この演奏は、セットになって、タワーレコードによりSACD化されました。

朝比奈隆 新日本フィル1970年代ライヴ集成 (ブルックナー:交響曲第4番&第8番、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、他 全5曲)<タワーレコード限定>

ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』(1977年4月2日、ライヴ)
ハイドン:交響曲第10番(1979年3月8日、東京文化会館、ライヴ)
朝比奈隆指揮 新日本フィル

ベートーヴェンの「英雄」は、77年4月、東京文化会館における伝説的ライヴ。宇野先生をして「同年来日のベーム&VPOの演奏を上回る感動の超名演!」と言わしめ、音楽評論家、東条碩夫氏曰く、「朝比奈と新日フィルの両者の気合いが合致して真に壮大な音楽が生まれるようになった。これは恐らくこの頃からだ。とりわけ、「英雄」は聴衆を熱狂させた名演で白眉とも言うべきもの。新日フィルがパワー全開という趣きで、聴衆を喜ばせた第1楽章最後のクライマックスでのトランペットや第2、4楽章でのホルン群入魂の最強奏も、朝比奈氏が初めてこのオケから引き出したと言っても誇張ではない。」と絶賛。音質も前作のブルックナー同様優秀。リマスタリングも万全。朝比奈による「英雄」の録音は多く残されていますが、77年と言えば、大阪フィルとの録音があります(こちらは10月)。70、80、90年代と、正にその時々の”美学”を実感させますが、この77年の二つの録音を聴くに付け、ベートーヴェン作品への造詣の深さが伝わってまいります(オケの違いはもとより、比較試聴は、とても興味深い所)。今回の演奏における、極めて堅固、壮大なる音楽の構築性、著しい求心性と燃焼度の高さは、破格のもの。今は亡き巨匠の貴重なる遺産にして必聴盤です。余白は、79年3月のハイドン:交響曲第10番。こちらも、敢えて朝比奈が取り上げただけあって名曲。

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朝比奈隆 新日本フィル1970年代ライヴ集成 (ブルックナー:交響曲第4番&第8番、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、他 全5曲)

朝比奈隆 新日本フィル1970年代ライヴ集成 (ブルックナー:交響曲第4番&第8番、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、他 全5曲)<タワーレコード限定>

朝比奈さんの没後20年記念で出された新日本フィル名演集のシングルレイヤーSACDです。
ハイドンが珍しいですね。
1977年ころは、朝比奈さんのブルックナーが注目され始めた頃ですね。
私は、当時関西在住でしたので、大阪での公演はいろいろ聴いていますが、当時の東京の生は聴いていないのです。
CDはすべて持っていますが、SACD化で非常にい音になっています。

【曲目】
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 「英雄」 Op.55
2. フランツ・ヨゼフ・ハイドン:交響曲 第10番 ニ長調 Hob.I-10
3. アントン・ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」(ハース版)
4. フランツ・ヨゼフ・ハイドン:序曲 ニ長調 Hob.Ia-7
5. アントン・ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調(ハース版)

【演奏】
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)

【録音】
1977年4月2日
東京文化会館 新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会 東京文化会館 (1)
1979年3月8日
東京文化会館 新日本フィルハーモニー交響楽団 第67回東京定期演奏会 東京文化会館 (2,3)
1977年4月15日
東京文化会館 新日本フィルハーモニー交響楽団 第48回定期演奏会 東京文化会館 (4,5)

【原盤】
TOKYO FM

※世界初SACD化。SACDシングルレイヤー(SACD対応プレーヤーでのみ再生可)。2ch可逆圧縮方式
※TOKYO FM所蔵のオリジナル・アナログマスターテープから96kHz/24bit化を行ったマスターを基に、2020年にALTUSレーベルの斎藤啓介氏により、最新デジタル・マスタリング
※所々、マスターに起因するノイズや一部ドロップアウト、編集が存在します。予めご了承ください。
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:実相寺昭雄氏「朝比奈先生とわたし」(13P)、東条碩夫氏「朝比奈隆と新日本フィルの記念すべきアルバム集成」(6P)他、解説書合計28ページ(TFMC-0017/20 に掲載されたものを再編集)

「朝比奈伝説」の核心!今に語り継がれる白熱のライヴが世界初SACD化。
朝比奈隆/新日本フィル1970年代の5曲のライヴを集成。ALTUS斎藤氏による最新マスタリング。
シングルレイヤーの利点を生かし228分もの演奏を1枚のディスクに収録

2021年、朝比奈隆没後20周年記念盤。「TOKYO FM アーカイヴ・セレクション」の名演がタワーレコード限定で初SACD化!ファンの間で熱く今に語り継がれる1970年代の朝比奈と新日本フィルによる白熱のライヴ。ハイドン、ベートーヴェン、ブルックナー、3人のシンフォニストに真っ向から挑んだ一期一会の大演奏です。シングルレイヤーの利点を生かし228分もの演奏を1枚のディスクに収録、また今回のために、96kHz/24bitのマスター音源から新たにAltusレーベルの斎藤啓介氏による新規リマスタリングを施し音質も大幅にパワーアップ。まとめて聴くとまさに壮観、偉大な演奏に脱帽します。ブックレットには朝比奈と親交があり、彼の良き理解者である映画監督実相寺昭雄氏の貴重なエッセイも収録!
朝比奈隆は新日本フィルの定期に1975年に初めて登場して以来、1980年代から90年台にかけて更に親密な関係を築きましたが、創立してから5年目に当たる1977年4月の「英雄」と、ブルックナーの交響曲第8番が重要な契機になったと言われています。今回復刻する音源がまさにこの時のライヴで、特に特別演奏会での「英雄」、当日の熱狂的な雰囲気が伝わってくる名演です。当時、小澤征爾や小泉和裕の音楽作りとは恐らくかなり離れていた作風であった朝比奈との演奏に、当初は新日フィルが戸惑いや迷いがあった可能性がありますが、共演を重ねるにつれ、両者が融合されていった初期の過程を、高音質であるからこそ、今回のSACDにおいてはとりわけ良く捉えていると言えるでしょう。同じく同年同月のブルックナー:交響曲第8番は氏にとって6回目のライヴにあたり、演奏回数も「第7番」に次ぐ回数を誇っているだけあって既に安定した解釈で聴く者を納得させます。尚、この「第8番」ではライヴ中にネコの鳴き声が混入しており、その意味でも良く知られた演奏かも知れません(内容に関しては解説書にある東条氏の文を参照ください)。また、1979年3月の「第4番」は氏のブルックナー演奏の中でも一番機会が多かった作品であり、大阪フィル以外でも多く客演で指揮をしています。ちょうどこの年の前年には日本人初となるブルックナーの交響曲全集を完成させ(ジァンジァン原盤)、東京交響楽団や札幌交響楽団とも演奏を行っている時期に当たります(1978年12月14日。札響とのこの音源はタワー企画盤で2015年にリリース(TWFS-90006))。さすがに堂に入った演奏で、あらためて氏のブルックナー愛を感じる瞬間が至る所にあり、高音質での復刻に相応しい録音と言えるでしょう。尚、今回の解説書は、前回の市販CD発売時の解説他を一部編集した上でそのまま掲載しています。

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朝比奈隆 大阪フィル キャニオン2回目 SACDで再発売

朝比奈さんのベートーヴェン交響曲全集、キャニオンの2回目の全集が、SACDで再発売されます。

キャニオンのこの全集はセットの他、HDCD、SACDでバラ売りで出ていました。

1996年から1997年にかけてライブ録音されています。

今回、ハイブリッドSACDですが、キャニオン時代のSACDのはマルチチャンネルだったのですが、今回は、ステレオだそうです。タワーレコードに照会しました。
朝比奈さんの最後のブルックナーは、EXTONで録音しましたが、9番のSACDはマルチでしたが、あとは全部ステレオで出ました。今回は、キャニオンの録音ですが、EXTONで制作していつので、やはりマルチではなく、ステレオのようです。

ベートーヴェン 交響曲全集 キャニオン2回目

※タワーレコード限定販売
※SACDハイブリッド盤
※歌詞対訳付(10)
※限定700セット。通常ジュエルケース仕様(マルチケースにCD6枚入)
※シリアル・ナンバー・シール付(シリアル・ナンバーは、外箱の裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※24bitマスターからの2020年最新マスタリング音源使用。(マスタリング・エンジニア:江崎友淑氏)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※解説書:西濱秀樹氏(新規序文解説)、宇野功芳氏(初出時:解説解説)他、解説書合計22ページ

ベートーヴェン生誕250年記念企画。ザ・シンフォニーホールで1996-97年に収録された、風格と貫禄、一球入魂のごとき感動のライヴ!第6回目の全集が約10年ぶりに再発売!今回の復刻のために新規で江崎友淑氏がマスタリング。宇野功芳氏による初出時の演奏解説付。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!

朝比奈隆が、90歳を迎える前の96年から97年にかけて完成させた、大阪フィルとの第6回目のベートーヴェン全集を最新のマスタリングで復刻します(第5回目の全集は2020年4月25日にこの企画第1弾として発売済[OVEP00007])。5回目完成時、「もうこれで全集は打ち止めです」(インタビューより)と語った巨匠は、その4年後再び機会を得、新たに内なる炎を燃焼し挑んだ、入魂のライヴです。「英雄」の雄大なスケール、「田園」の懐深い滋味、「第7番」の巨木の鳴動など、すべてが剛毅な風貌に包まれた正道の音楽。宇野功芳氏による演奏解説全文、2020年江崎友淑による新マスタリング、西濱秀樹氏(山形交響楽団専務理事)による書下ろし新原稿、SACDハイブリット仕様とセールスポイントも満載。初出はキャニオンクラシックスで、今回約10年ぶりの再発売となります。今回の復刻では、初出時(通常CD)の特典盤、宇野功芳氏監修・選曲の<朝比奈・ベートーヴェン・ベスト>1CDを含んだ8枚組でのセットを、<ベスト>CDを除いて6枚組に組み直しています。また、SACDハイブリッド盤としては、2008年にキャニオンクラシックスから各\2,857で7枚分が単売されていましたのでそれ以来の復刻となりますが、この2008年再発の際にマスタリングを担当したのが、江崎氏でした。今回、12年振りに同じく江崎氏により再度前回を踏まえた上での最新マスタリングが行われています。
(1/2)
タワーレコード (2020/06/29)
この録音は、最晩年では1988-89年にかけて収録された第4回目のfontec盤、第5回目の1991-92年にかけてのキャニオンクラシックス盤の全集の後、1996年11月から97年7月にかけてライヴ収録された同じくキャニオンクラシックスの通算6回目に当たります。第5回目はライヴの一環での収録(聴衆を入れて「レコーディング・コンサート」という形での公開収録)を中心として、大阪フィルハーモニー会館でのスタジオ収録も行われた、朝比奈の晩年としては珍しいセッション的要素も入っていたのに対し、この第6回目ではザ・シンフォニーホールで開催された「朝比奈隆ベートーヴェンチクルス」のライヴが収録されました。ホールの響きの美しさは格別で、当時のキャニオンクラシックスによる録音も見事です。この録音には朝比奈のベートーヴェンの神髄が残されていると言っても過言ではありません。。朝比奈88歳時の記録であり、この後も1998年の新日本フィルとのものや、2000年の3月から12月にかけての最晩年の全集もありますが、長年連れ添った大阪フィルであることと、同じロケーションで行われたこの第6回目の全集は、バランス的にも完成度が高い録音と言えます。

今回の復刻は高音質としては12年振りですが、その間の復刻技術の進歩は目を見張るものがあります。特にマスタリング技術により、ハイレゾではない当時のデジタル録音であってもより良い音質で再現することができるようになりました。この音源はオリジナルの24ビットレコーディングのスペックを鑑み、SACDハイブリッド盤として再発することにいたしました。尚、曲によって拍手の有無がありますが、これは初出時の形態のままとなっています。

今回の解説書では、序文に新規で西濱秀樹氏による序文解説を掲載し、初出時の演奏解説を執筆した宇野功芳氏の文章全文も収録、音質にも留意し、オクタヴィア・レコードの代表である江崎友淑氏の手で、今回の発売のために新規でマスタリングを行いました。朝比奈のベートーヴェン生誕250年記念復刻企画の第2弾としまして、シリアル・ナンバー・シール付の700セット限定でリリースいたします。
(2/2)
タワーレコード (2020/06/29)

構成数 | 6枚

エディション | Remaster
【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲全集
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 二長調 作品36
4. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
<DISC3>
5. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
<DISC4>
6 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
7. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
<DISC5>
8 交響曲 第7番 イ長調 作品92
9. リハーサル風景 ― 交響曲 第5番 第1楽章より
<DISC6>
10. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱」

【演奏】
岡坊久美子(ソプラノ)、
竹本節子(アルト)、
林誠(テノール)、
田中勉(バリトン)、
大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:岩城拓也)
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)

【録音】
29 Nov.1996 (Sym.1&3), 20 Mar.1997 (Sym.2&6), 19 Jan.1997 (Sym.4&5), 25 May 1997 (Sym.7&8), 6 Jul.1997 (Sym.9)
Recording Location :The Symphony Hall, Osaka

【マスタリング・エンジニア】
江崎友淑(Tomoyoshi Ezaki)

【原盤】
キャニオンクラシックス

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朝比奈さんの ブルックナー 交響曲全集・選集 まとめ

朝比奈さんのブルックナーのシリーズは、全集が3つの他、オーケストラ毎にまとめられたセットがあります。

全集は、3種類

(1)ディスク・ジャンジャン
ブルックナー 交響曲全集 ディスク・ジャンジャン
   すべて大阪フィル。最初から全集として企画。
   2,7,8,9はレコーディング、残りはライブ録音。
   ・最初にLPで第8番のみ単発
   ・7番、8番、9番のLPセット、9番のリハーサル付き。
   ・全集(1~9)と、7,8,9を買った人のために、1~6のセットも出た。
聖フロリアンの7番のLPが特典で。
   ・1~9番のみでCD化
   ・1~9番のほか、録音し直し前の8番も含めてCD化

(2)ビクター
ブルックナー 交響曲全集 ビクター
   東京カテドラルライブを中心に、大フィル(0、3、4,7,8)
日本フィル(1)東京都交響楽団(2,5)、東京交響楽団(6)、新日本フィル(9)
   0~9まですべてライブ録音
   ・CD全集
   ・SACDシングルレイヤー(タワーレコード)

(3)キャニオン
   ブルックナー 交響曲全集 キャニオン
   すべて大阪フィル。最初から全集として企画。
1,2,3,6はスタジオ録音、4,5,7,8,9はライブ録音
   ・CDバラ
   ・CD全集
   ・HDCDバラ
   ・ハイブリッドSACDマルチバラ

選集はたくさんあります。最初からセットとして企画されたものと、オーケストラ毎にまとめられたものがあります。

(4)東京カテドラルの1980年のシリーズ 【ビクター】
    ・これは、1980年に行われた、大フィルのほか、東京のオーケストラ4つによる、4,5,7,8,9の5曲が
     演奏され、LPのセットとして発売されました。8,9番のLPセットが出ていました。
    ・CDの時代になって、1983年の第2回のカテドラルから、7,8,この第1回のものから、5,9、そのほかは
     個別に録音された、0,1,2,3,4,6により、上記(2)の全集になりました。
    ・第1回のシリーズから、4,7,8は、タワーレコードから復刻されました。
(1)ビクターのLP (4,5,7,8,9、序曲)
      (2)8,9のLPセット
      (3)タワーレコードのCD (4,7,8、序曲)
      (4)タワーレコードのSACD (4,7,8,ミサ曲、序曲)
      
(5)最後のブルックナー 【EXTON】
朝比奈隆 最後のブルックナー
2000年から2001年、朝比奈さんが亡くなる直前までの演奏のライブ録音から、とくに出来のよいとされたもの
    を集めたシリーズ。4,5,7,8,9の5曲。
    (1)単発
    (2)ハイブリッドSACDステレオで単発
    (3)タワーレコードのハイブリッドSACDマルチのセット

(6)NHK交響楽団 【FONTEC】
    晩年に4,8,9が演奏されたものが残っています。セットにはなっていませんが。

(7)東京都交響楽団 【FONTEC】
ブルックナー 交響曲選集 東京都交響楽団
    東京都交響楽団との最晩年の演奏を集めたもので、5,7が2種、8,9が演奏されています。
    それぞれ個別に出ていたものを集めたもの。
    少し前の第0番ははいっていません。
    ビクターの録音も入っていません。
    タワーレコードのシングルレイヤーSACD

(8)新日本フィルハーモニー【FONTEC】
ブルックナー 交響曲選集 新日本フィル
    新日本フィルとのシリーズ。チクルスと単発が集められています。
    単発で出ていたものを集めたもの。
    3,4,5,7,8です。
    9番は、ビクターの全集に含まれ、このセットにははいっていません。
    タワーレコードのシングルレイヤーで再発されます。

(9)東京交響楽団 【キャニオン】
    ブルックナー 交響曲選集 東京交響楽団
単発とセットで出ています。
    5,7,8,9、9,テデウム
    現在廃盤
    

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朝比奈隆&新日本フィル・ライヴをSACD化!ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番)

朝比奈隆&新日本フィル・ライヴをSACD化!ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番) です。

新日本フィルのFONTECのブルックナーがSACDシングルレイヤーで発売されます。

朝比奈 新日本フィル ブルックナー SACD

以下タワーレコードの紹介文です。

タワーレコード・オリジナル企画盤
fontec x TOWER RECORDS
タワー企画盤 SACDシングルレイヤー 最新作!
朝比奈隆 復刻最新企画 世界初SACD化
500本限定 シリアル・ナンバー付SACDシングルレイヤー

ブルックナー: 交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96<タワーレコード限定>

朝比奈隆 、 新日本フィルハーモニー交響楽団

発売日:2020年05月23日

価格:¥9,000

朝比奈隆&新日本フィルの最晩年ライヴ
昨年発売の都響とのライヴに続く第2弾!
新規でDSDマスタリングを施しSACDシングルレイヤー2枚に収録

ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番) 2枚組
(1992年5月-96年12月 ライヴ録音)

新規マスタリング 収録時間350分超 特別価格 8,192円+税
音源:fontec
デジパック仕様
2020年5月23日(土)リリース予定

販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社フォンテック

当社ではこれまで、朝比奈音源の再発売に力を入れてきました。これまで、生誕記念企画としてSACD化含め多くの録音を復刻しており、継続して今後も企画盤として取り上げていきたいと考えています。今回は2019年に続き、fotec原盤のブルックナー音源のなかから、新日本フィルとの1992年から96年にかけてのライヴ音源を最新で復刻いたします。前回の東京都交響楽団とのライヴ音源と重なる曲はありますが、今回の再発で特筆すべきは、演奏会で取り上げるにあたって朝比奈自らが曲をセレクトしたという点と、加えて1996年の「第3番」を収録している事です。この「第3番」は演奏会では生涯で9回のみ取り上げた曲であり、今回収録のものはその最後の演奏会での貴重な記録です(8,9回目の演奏)。全5曲に新規DSDマスタリングを施し、SACDシングルレイヤー盤として復刻いたします。収録時の会場の雰囲気や豊かな間接音、そして何より解釈とオケの反応がつぶさにわかる高音質音源は、朝比奈の魅力を十全に今の我々に伝えてくれます。今回、SACDシングルレイヤーならではの長時間収録のメリットを生かし、350分超の収録時間分を、2枚組で復刻いたします。尚、今回の発売では500本の完全限定盤、シリアル・ナンバー付の仕様としています。

*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96
朝比奈隆、新日本フィル
[TWFS90016/7 (2SACD) 8,182円+税]

※ 世界初SACD化。デジパック仕様。スリップケース付
※ SACDシングルレイヤー *このディスクはSuper Audio CD(シングルレイヤー)です。対応プレーヤーでSuper Audio CD再生モードにしてお楽しみください。通常のCDプレーヤーでは再生できません。
※ 500本完全限定盤。シリアル・ナンバー付(シリアル・ナンバーは、本体の裏側にシール貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※ 初発売時のジャケット・デザインを使用。解説書にも一部採用
※ 2020年最新DSDマスタリング音源使用(2.8MHz)。マスタリング・エンジニア:佐藤 典雄氏。編集機:Merqing Technology Pyramix(masscore)ver.9 データレート:DSD5.6MHz
※ 解説:岩野裕一氏、金子建志氏。解説書合計48ページ。解説書は初出時の各解説を掲載

朝比奈のSACD化企画第2弾。1992年から翌年にかけて行われた新日本フィルへの客演時の朝比奈自身が選んだ「ブルックナー後期交響曲チクルス」の4曲と、稀少な「第3番」を新規でDSDマスタリングを施しSACDシングルレイヤー2枚に集成!最期に到達した朝比奈の至高の芸術が世界初SACD化。従来解説を網羅した解説書合計48ページ

ブルックナー: 交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96<タワーレコード限定>

ブルックナー: 交響曲選集(第3-5,7,8番) 1992-96<タワーレコード限定>

朝比奈隆 、 新日本フィルハーモニー交響楽団

発売日
2020年05月23日

価格
¥9,000

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【収録曲】
アントン・ブルックナー:交響曲選集

1. 交響曲 第3番 ニ短調(第3稿 改訂版)
2. 交響曲 第4番 変ホ長調「 ロマンティック」(ハース版)
3. 交響曲 第5番 変ロ長調(ハース版)

4. 交響曲 第7番 ホ長調(ハース版)
5. 交響曲 第8番 ハ短調(ハース版)

【演奏】
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)

【録音】
1996年12月12日 東京文化会館 16日 オーチャードホール(1)、
1992年5月13日 東京文化会館 15日 オーチャードホール(2)、
1992年9月2日 サントリーホール(3)、 1992年9月8日 サントリーホール(4)、
1993年2月16日 サントリーホール(5) 以上ライヴ録音

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朝比奈隆 倉敷音楽祭祝祭管弦楽団 モーツァルト 交響曲34,35,36,38,39,40,41,ピアノ協奏曲21

モーツァルト:
1. 交響曲 第34番
2. ピアノ協奏曲 第21番
3. 交響曲 第35番「ハフナー」
4. 交響曲 第36番「リンツ」
5. 交響曲 第38番「プラハ」
6. 交響曲 第39番
7. 交響曲 第40番
8. 交響曲 第41番「ジュピター」
9. 歌劇「フィガロの結婚」序曲
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
江尻南美(ピアノ)(2)
【録音】
1,2)1995年3月21日 3)1994年3月27日 4)1993年3月23日 5)1992年3月24日
6)1991年3月24日 7)1990年3月25日 8,9)1989年3月19日
全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆 モーツァルト 交響曲集

協力:アルスくらしき倉敷文化振興財団
解説(日英):ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)、マスタリング:WEITBLICK

ついに登場幻の名演! 朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管
モーツァルト:後期6大交響曲集+α
何と朝比奈隆によるモーツァルト:後期6大交響曲+αです。第39番、第40番、「フィガロの結婚」序曲以外は全て音盤初レパートリー! 最近ではWEITBLICKから発売のハイドンの名演が高く評価された巨匠朝比奈隆。ベートーヴェン以降の音楽のスペシャリストと看做されがちですが、古典音楽においては、ロマン性に傾斜しつつも格調高い名解釈で聞き手を納得させます。晩年の朝比奈はほとんどモーツァルトの交響曲を指揮しませんでしたが、数少ない例外が倉敷音楽祭に於けるこれらの演奏です。朝比奈は、第2回の倉敷音楽祭から第10回まで登場。臨時編成の倉敷音楽祭祝祭管弦楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲を若い番号から、モーツァルトの交響曲を後ろの番号から順に取上げました。この倉敷音楽祭祝祭管弦楽団のメンバーが凄いのです。日本を代表するソリスト、コンサートマスタークラスの名手がずらりと並び、ざっと名前を挙げるだけでも(順不同)、田中千香士、原田幸一郎、藤原浜雄、久保陽子、潮田益子、数住岸子、川井郁子(以上、ヴァイオリン)、菅沼準二、店村眞積(以上、ヴィオラ)、安田謙一郎、毛利伯郎、上村昇、山崎伸子(以上、チェロ)金昌国、白尾隆(以上、フルート)、松崎裕、山岸博(以上、ホルン)等々、とても書ききれません。詳しくはCD解説書をご覧下さい。毎回30人を超える程度の編成で、朝比奈の分厚いサウンドはそのままにキビキビとした快活さに満ちた魅力的な演奏が毎回展開されました。さらに名手江尻南美との協奏曲第21番というのも聴き物でロマンチスト朝比奈の面目躍如たる美しさです。倉敷市が記録していた録音が現存していたことは有難かったのですが、各演奏家の連絡先を調べ上げることから作業は始まり、企画から数年を経て、やっとリリースに漕ぎ着けました。今回もリリースを快諾なさった巨匠のご子息千足氏も「倉敷から帰る度に、その様子を家族に話していた」と仰っています。朝比奈にとっても新鮮な体験だったことが偲ばれます。
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朝比奈隆 倉敷音楽祭祝祭管弦楽団 ベートーヴェン 交響曲ツィクルス

朝比奈さんが室内オーケストラを指揮したベートーヴェンです。

ベートーヴェン 交響曲第2番、第5番

ベートーヴェン:
1. 交響曲 第2番
2. 交響曲 第5番「運命」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
【録音】
1)1989年3月17日 2)1992年3月24日
倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ)

朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管 ベートーヴェン・ツィクルスより第2番、第5番!
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」から第2番、第5番「運命」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた演奏を行います。特に「第2番」、多くの指揮者が敬遠する難曲ですが、朝比奈はぶれることなくロマンティックな交響曲として堂々と奏でます。第2楽章の深深とした趣には抗し難い魅力があります。「運命」は十八番だけに腰の据わったテンポ設定、大胆なアゴーギグなど定番中の定番といった感じです。いずれもキビキビとして明確なリズム、テンポ。大編成オーケストラとの共演だと時としてリズムの不明確や旋律の膨張が指摘されることもなくはなかった巨匠ですが、それらの欠点がまるでなく、如何にオーケストラが重要な要素であるかを知らしめます。いずれの演奏も朝比奈自身が演奏を楽しんでいる感があり、一年に一度の顔合わせの倉敷音楽祭が巨匠にとってのリラックス・タイムであったのではないかと当時が偲ばれます。いずれも音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。日英文の解説つき。
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ベートーヴェン 交響曲第3番、第1番から第3楽章

1. 交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」
2. 交響曲 第1番より 第3楽章
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
【録音】
1)1990年3月25日 2)1988年3月21日

全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音
ついに登場幻の名演! 朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管。室内オーケストラを指揮した唯一の「英雄」
モーツァルトの交響曲が一挙に6曲以上も登場して度肝を抜いた「倉敷音楽祭の朝比奈シリーズ」ついに「英雄」の登場です。ご承知の通り朝比奈の18番中の18番ですが、1989年ベルリン芸術週間への客演で見せたじっくり、ゆったりのテンポはそのままに、ここでは壮年期の動的なアプローチも蘇っており魅力は尽きません。30人を超える人数のほぼ室内オーケストラを振っても厚みのあるサウンドや腰の据わった響きはまるで変らないところが如何にも巨匠朝比奈と言えましょう。唸り足踏みも凄く、気合入ってます。第1番の第3楽章は、第2回音楽祭のアンコールとして演奏されたものです。
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ベートーヴェン 交響曲第8番、第7番

ベートーヴェン:
1. 交響曲 第8番
2. 交響曲 第7番
【演奏】
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
【録音】
1)1995年3月21日
2)1994年3月27日
「倉敷音楽祭」倉敷市民会館大ホール(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管
室内オーケストラを指揮した唯一のベートーヴェン・ツィクルスより第8番、第7番!
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」から第8番、第7番の登場です。第8番のソリスティックな味わいは、名手を揃えた「倉敷音楽祭祝祭管弦楽団」ならではの魅力で、こういう曲を小編成で聴くと隅々までクリアで朝比奈が施したマジックの手の内が理解できるというものです。軽いようで軽くない、小さいようで小さくない、この名曲を朝比奈は自由自在にテンポを動かしてドラマを作っており、普段の悠揚迫らぬ音楽と一味違う所が実に興味深いです。第7番も運動神経抜群のオーケストラを駆使し、立派な展開から大見得を切るような豪快なアッチェレランドに至るまで、手に汗握る名演となっております。いずれの演奏も朝比奈自身が演奏を楽しんでいる感があり、一年に一度の顔合わせの倉敷音楽祭が巨匠にとってのリラックス・タイムであったのではないかと当時が偲ばれます。いずれも音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。
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ベートーヴェン 交響曲第9番“>

ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
渡辺美佐子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、若本明志(テノール)、勝部太(バス)
倉敷音楽祭「第九」合唱団(岩城拓也指導)
【録音】
1996年3月24日 倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)(デジタル・ライヴ録音)

朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管の「第9」
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」からついに「第九」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた演奏を行います。音楽祭第10回を記念し、さらにはベートーヴェンの交響曲全曲演奏の完結編として高らかに鳴り響いた「第九」! この年、96年は、朝比奈は八十八歳を迎えますが、多忙を極め、東京でのブラームス・ツィクルス、シカゴ交響楽団への初客演が控えている重要な年でもありました。エネルギッシュな指揮ぶりは相変らずで、第三楽章の深遠なアポロ芸術から、奔流のようになだれ込む感動的なフィナーレまで聴き所は満載です。音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。
東武ランドシステム

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