朝比奈隆 大阪フィル キャニオン2回目 SACDで再発売

朝比奈さんのベートーヴェン交響曲全集、キャニオンの2回目の全集が、SACDで再発売されます。

キャニオンのこの全集はセットの他、HDCD、SACDでバラ売りで出ていました。

1996年から1997年にかけてライブ録音されています。

今回、ハイブリッドSACDですが、キャニオン時代のSACDのはマルチチャンネルだったのですが、今回は、ステレオだそうです。タワーレコードに照会しました。
朝比奈さんの最後のブルックナーは、EXTONで録音しましたが、9番のSACDはマルチでしたが、あとは全部ステレオで出ました。今回は、キャニオンの録音ですが、EXTONで制作していつので、やはりマルチではなく、ステレオのようです。

ベートーヴェン 交響曲全集 キャニオン2回目

※タワーレコード限定販売
※SACDハイブリッド盤
※歌詞対訳付(10)
※限定700セット。通常ジュエルケース仕様(マルチケースにCD6枚入)
※シリアル・ナンバー・シール付(シリアル・ナンバーは、外箱の裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※24bitマスターからの2020年最新マスタリング音源使用。(マスタリング・エンジニア:江崎友淑氏)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※解説書:西濱秀樹氏(新規序文解説)、宇野功芳氏(初出時:解説解説)他、解説書合計22ページ

ベートーヴェン生誕250年記念企画。ザ・シンフォニーホールで1996-97年に収録された、風格と貫禄、一球入魂のごとき感動のライヴ!第6回目の全集が約10年ぶりに再発売!今回の復刻のために新規で江崎友淑氏がマスタリング。宇野功芳氏による初出時の演奏解説付。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!

朝比奈隆が、90歳を迎える前の96年から97年にかけて完成させた、大阪フィルとの第6回目のベートーヴェン全集を最新のマスタリングで復刻します(第5回目の全集は2020年4月25日にこの企画第1弾として発売済[OVEP00007])。5回目完成時、「もうこれで全集は打ち止めです」(インタビューより)と語った巨匠は、その4年後再び機会を得、新たに内なる炎を燃焼し挑んだ、入魂のライヴです。「英雄」の雄大なスケール、「田園」の懐深い滋味、「第7番」の巨木の鳴動など、すべてが剛毅な風貌に包まれた正道の音楽。宇野功芳氏による演奏解説全文、2020年江崎友淑による新マスタリング、西濱秀樹氏(山形交響楽団専務理事)による書下ろし新原稿、SACDハイブリット仕様とセールスポイントも満載。初出はキャニオンクラシックスで、今回約10年ぶりの再発売となります。今回の復刻では、初出時(通常CD)の特典盤、宇野功芳氏監修・選曲の<朝比奈・ベートーヴェン・ベスト>1CDを含んだ8枚組でのセットを、<ベスト>CDを除いて6枚組に組み直しています。また、SACDハイブリッド盤としては、2008年にキャニオンクラシックスから各\2,857で7枚分が単売されていましたのでそれ以来の復刻となりますが、この2008年再発の際にマスタリングを担当したのが、江崎氏でした。今回、12年振りに同じく江崎氏により再度前回を踏まえた上での最新マスタリングが行われています。
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タワーレコード (2020/06/29)
この録音は、最晩年では1988-89年にかけて収録された第4回目のfontec盤、第5回目の1991-92年にかけてのキャニオンクラシックス盤の全集の後、1996年11月から97年7月にかけてライヴ収録された同じくキャニオンクラシックスの通算6回目に当たります。第5回目はライヴの一環での収録(聴衆を入れて「レコーディング・コンサート」という形での公開収録)を中心として、大阪フィルハーモニー会館でのスタジオ収録も行われた、朝比奈の晩年としては珍しいセッション的要素も入っていたのに対し、この第6回目ではザ・シンフォニーホールで開催された「朝比奈隆ベートーヴェンチクルス」のライヴが収録されました。ホールの響きの美しさは格別で、当時のキャニオンクラシックスによる録音も見事です。この録音には朝比奈のベートーヴェンの神髄が残されていると言っても過言ではありません。。朝比奈88歳時の記録であり、この後も1998年の新日本フィルとのものや、2000年の3月から12月にかけての最晩年の全集もありますが、長年連れ添った大阪フィルであることと、同じロケーションで行われたこの第6回目の全集は、バランス的にも完成度が高い録音と言えます。

今回の復刻は高音質としては12年振りですが、その間の復刻技術の進歩は目を見張るものがあります。特にマスタリング技術により、ハイレゾではない当時のデジタル録音であってもより良い音質で再現することができるようになりました。この音源はオリジナルの24ビットレコーディングのスペックを鑑み、SACDハイブリッド盤として再発することにいたしました。尚、曲によって拍手の有無がありますが、これは初出時の形態のままとなっています。

今回の解説書では、序文に新規で西濱秀樹氏による序文解説を掲載し、初出時の演奏解説を執筆した宇野功芳氏の文章全文も収録、音質にも留意し、オクタヴィア・レコードの代表である江崎友淑氏の手で、今回の発売のために新規でマスタリングを行いました。朝比奈のベートーヴェン生誕250年記念復刻企画の第2弾としまして、シリアル・ナンバー・シール付の700セット限定でリリースいたします。
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タワーレコード (2020/06/29)

構成数 | 6枚

エディション | Remaster
【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲全集
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 二長調 作品36
4. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
<DISC3>
5. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
<DISC4>
6 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
7. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
<DISC5>
8 交響曲 第7番 イ長調 作品92
9. リハーサル風景 ― 交響曲 第5番 第1楽章より
<DISC6>
10. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱」

【演奏】
岡坊久美子(ソプラノ)、
竹本節子(アルト)、
林誠(テノール)、
田中勉(バリトン)、
大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:岩城拓也)
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)

【録音】
29 Nov.1996 (Sym.1&3), 20 Mar.1997 (Sym.2&6), 19 Jan.1997 (Sym.4&5), 25 May 1997 (Sym.7&8), 6 Jul.1997 (Sym.9)
Recording Location :The Symphony Hall, Osaka

【マスタリング・エンジニア】
江崎友淑(Tomoyoshi Ezaki)

【原盤】
キャニオンクラシックス

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朝比奈隆 最後のブルックナー (交響曲第4,5,7-9番) EXTON リマスター

朝比奈さん、最後の年のブルックナーがまとめて出ます。
エクストンですべて発売されているものですが、リマスターされているようで、音質は期待できますね。
ただ、シングルレイヤーで聴いてみたかったというのが本音です。

朝比奈さんの2001年は、精力的にブルックナーを取り上げていました。

その中で、出来のよい演奏を選んだものです。
第4番が特別演奏会、第5番、第9番が朝比奈隆の軌跡、第7番が大阪定期、第8番は東京定期2回の編集、です。

毎年、ザ・シンフォニーホールで、朝比奈隆の軌跡というシリーズを行っていましたが、この年はブルックナーで、最晩年の演奏は、すべて録音されたので、これをベースに当初から連続演奏を予定していました。
このシリーズでは、第5番、第8番、第9番の3曲を取り上げました。これは全部生演奏を聴きました。
そのほかに、定期演奏会で第7番と第8番,東京定期演奏会で第8番を2回。特別演奏会で第4番を、名古屋で題8番が演奏されました。東京のは聴けませんでしたが、あとは全部生演奏を聴きました。

第8番は、4回演奏していますが、東京定期演奏会での2回分を編集しています。
このシリーズでは、第8番と第9番は、DVDも出ています。
第8番は、名古屋公演が非常にすばらしく、私もレコード会社に発売要望をしていました。それが受け入れられたかどうかわかりませんが、DVD-Audioとの抱合せという変な形で出ました。

朝比奈隆の軌跡での第8番は、朝日放送で放送されました。DVDの企画が発表されていましたが、実現しませんでした。
大阪定期での第8番は、あまり出来がよくないと思いました。

このほかに、10月に第3番の予定がありましたが、朝比奈さんが入院してしまったので、実現しませんでした。

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個々の演奏のコメント

第4番 
第5番
第7番
第8番
第9番

同時期の演奏
第8番 名古屋

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朝比奈隆 最後のブルックナー (交響曲第4,5,7-9番)

※タワーレコード限定販売
※SACDハイブリッド盤
※2002年度レコード・アカデミー賞(交響曲部門)受賞(銅賞) (第8番)
※初セット化
※限定700セット。通常ジュエルケース仕様(2枚組×2+1枚ケースを箱に収納)
※シリアル・ナンバー付(シリアル・ナンバーは、外箱の裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※DSDマスターからの2019年最新マスタリング音源使用。(マスタリング・エンジニア:江崎友淑氏)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※解説書:山崎浩太郎氏「朝比奈のブルックナー・オデッセイ、その終着点」(新規序文解説)、岩野裕一氏、鈴木貞治氏、小野寺昭爾氏、木之下晃氏、宇野功芳氏(解説&曲目解説)、朝比奈隆「略年譜」、「ブルックナー作品指揮記録」(初出時掲載)付、解説書合計52ページ

生誕111年記念企画。この世への告別となった、記念碑的ブルックナー!2000年秋からスタートし、2001年の9月までの朝比奈隆最後のブルックナー・チクルス、全5曲を7枚組に集成。
今回のセット化のためにDSDマスターから新規でマスタリング。宇野功芳氏による初出時の各解説付。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!

これらの収録は2000年秋からスタートし、2001年の9月までの朝比奈隆最後のブルックナー・チクルスの記録です。収録の5曲が、すべてこの指揮者のたどり着いた至高の名演で、特に掉尾を飾った「第9番」は、亡くなる3か月前のまさしく遺品。ブルックナーは朝比奈にとって終生を懸けたレパートリーであり、このセットにはその最終章が刻印されています。ブルックナーを愛するすべての人に捧げる、巨匠最大の遺産。山崎浩太郎氏による新規序文解説、初出盤からの宇野功芳氏による演奏についてと曲目の全解説を掲載し、オリジナル録音時のプロデューサー、オクタヴィア・レコードの江崎友淑氏による2019年新マスタリングを採用。音質的にも最新でリメイクを行いました。朝比奈の”ブルックナー演奏記録”などデータも掲載。ぜひ座右に置いていただきたいメモリアル盤です。今回、朝比奈生誕110年&111年記念企画の最終章としまして、シリアル・ナンバー付、700セット限定盤として復刻いたします。

このラスト・ブルックナー・シリーズはオクタヴィア・レコードによって朝比奈の最晩年にライヴ収録された音源で、初出以来、大きな反響&評価を得ました。第8番は2002年のレコード・アカデミー賞(銅賞)を受賞し、膨大にある朝比奈のブルックナー芸術の終着点であることも含め、まさにこれらの音源は記念碑的な録音として日本のレコード史に名を残す名演です。最終的に収録は5曲となってしまったことは残念ですが(最晩年、初期の交響曲の演奏は行わなかったにせよ)、特に亡くなる約3か月前である2001年9月24日の「第9番」は遺品とも言って良い演奏で、総決算的な意味合いと、最初に指揮をしたブルックナー作品が「第9番」であった事実(1954年2月26日。関響と)を含め、朝比奈隆という日本が誇るブルックナー指揮者の軌跡を辿る面でも、非常に感慨深い録音です。壮大なスケールで描かれる他の4曲もこの時期ならではのものであり、朝比奈ファンならずともブルックナーが本来持つ音楽性が存分に表出された稀にみる演奏で、特にSACD層ではより精度高く、朝比奈のニュアンスが伝わります。

今回の解説書では、序文に新規で山崎浩太郎氏による解説を掲載し、初出時に各盤で解説&曲目解説を執筆した宇野功芳氏の文章も全て収めています。さらに、音質にも留意し、オクタヴィア・レコードの代表である江崎友淑氏の手で、今回の発売のためにDSDマスターから新規でマスタリングを行いました。シリアル・ナンバー付の700セット限定でリリースいたします。

タワーレコード (2019/11/20)

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ブルックナー 交響曲第7番 朝比奈隆 大阪フィル 1999 サントリーライブ

ブルックナー 交響曲第7番 ハース版

朝比奈隆指揮 大阪フィル 1999.11.5 サントリーホール ライヴ

DVD映像作品 EXTON OVBC-00001

朝比奈  ブルックナー 7 DVD

映像作品である。朝比奈さんの映像は、意外に出ていない。最後の大フィルのシリーズは、朝日放送がとっていて、発売が予告されていたが、出たのは最後の9番だけである。

この演奏は、1999年11月に東京で行われているが、サントリーの佐治敬三氏の告別式の当日だった。大フィルは、毎年7月に東京定期演奏会を行っていたが、これは、東京で多くの演奏を、と特別に企画されたものである。

ハイビジョン映像で、ゆったりとしたアングルでなかなか見ごたえのある映像である。朝比奈さんもまだ元気なころである。
同時期に、大阪で朝比奈隆の軌跡シリーズで、この曲もあとあげられている。

演奏は、それまでとはかなり違い、クレンペラーを意識して、テンポがはやくすっきりした演奏になっている。すっきりという点では、大阪フェスの最後の定期塩演奏会の方が顕著であるが。

テンポがはやく、ぐいぐいすすんでいくのが特徴で、尻上がりによくなってくる。ややアインザッツに乱れが見られ、アンサンブルも少々雑な面もあるが、テンポがはやいのに、個々の表情が濃いのも特徴。スタイルは筋肉質で、数多いこの演奏記録のなかでも特徴的でる。

古い大フィルファンにとっては、ティンパニの八田さん、ホルンの近藤さんの顔がみえるので、非常になつかしい思いがする。八田さんは久しぶりの登場だったようだ。

 

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ベートーヴェン 交響曲全集 8回目 朝比奈隆 大阪フィル エクストン

朝比奈さん生涯最後の全集の記録です。

これはエクストンで録音されています。映像もあります。

この全集は、まず1曲ごと2枚組で、2種の演奏をセットで出していました。これが9セットあり全部で18枚になっています。最晩年の朝比奈さんは、すべての演奏会が録音されていました。それで、同一プロで、東京、大阪、福岡、札幌などで演奏していましたので、そのうち2つをセットにしていました。たた、8番だけは、1回しか演奏していないので、ちょっと古い録音がセットになってでています。

基本的に、大阪のシンフォニーホールで行われた朝比奈隆の軌跡、大阪フィルの定期演奏会での2,6、年末の9の組み合わせです。そのほか東京定期と福岡での演奏会のライブが採用されています。

私は、東京と大阪での演奏会は、全部聴いています。第3などは、私は大阪の方が好きでしたが・・・。

その9曲のうちひとつを選んで、SACDで全集となって、すこしお安く発表されました。2枚組については、個々の演奏のコメントで触れることにします。

ハイレゾ音源

ベートーヴェン 交響曲全集 ハイレゾ

DISC1
・交響曲第1番
・交響曲第2番
DISC2
・交響曲第3番『英雄』
DISC3
・交響曲第4番
・交響曲第5番『運命』
DISC4
・交響曲第6番『田園』
DISC5
・交響曲第7番
・交響曲第8番
DISC6
・交響曲第9番『合唱』
 菅英三子(ソプラノ)
 伊原直子(アルト)
 福井敬(テノール)
 多田羅迪夫(バリトン)
 大阪フィルハーモニー合唱団
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 録音:2000年(ライヴ)
 第1番、第3番:7月23日 サントリーホール
 第4番:5月3日 アクロス福岡
 第5番:5月10日 大阪、ザ・シンフォニーホール
 第7番、第8番:9月24日 大阪、ザ・シンフォニーホール
 第2番、第6番:3月10日 大阪、フェスティバルホール
 第9番:12月29日 大阪、フェスティバルホール
 DSD-Remastering
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

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朝比奈さんのベートーヴェン交響曲全集・選集 まとめ

ここで、朝比奈さんのベートーヴェンの交響曲全集について整理してみます。チクルスは9回やっていますが、録音されたのが8回です。
ただし、第8回の分は、演奏が原則として2種あります。
ほかにNHK交響楽団、倉敷音楽祭のものが全曲ではないですが、あります。

全集 第1回 大阪フィル 学研 1972/3 LP のちにCD化
全集 第2回 大阪フィル ビクター 1977/8 LP のちにCD化
全集 第3回 大阪フィル ビクター 1985 LPとCDが同時
全集 第4回 新日本フィル フォンテック 1988/9 CD、SACD、映像DVD全集あり
全集 第5回 大阪フィル キャニオン 1992 CD
全集 第6回 大阪フィル キャニオン 1996/7 CD、SACD、映像DVD全集あり
全集 第7回 新日本フィル フォンテック 1998/9 
全集 第8回 大阪フィル エクストン 2000 CDバラ、SACD全集、映像DVD全集バラ
選集 NHK交響楽団
選集 倉敷音楽祭 1989/1996

第2回のものは、最初CDになるときに、第5番がチクルスで演奏されたものではないほかの演奏になっていました。最近再発されたものは、もとのものに戻りました。第2回は荘厳ミサとハ長調ミサもついています。この第2回目のものについては、第9とハ長調ミサは、私も合唱で参加しています。実際に生で聴いたのは、第8回のだけです。
第8回は、原則として2つの演奏の組み合わせ、たとえば、サントリーとシンフォニーというようになって2枚組で出ていました。のちに片方だけとってSACDのセットになりました。

朝比奈さんのファンなら、全部欲しいところですが、

とくに素晴らしいのは、第2回、第4回、第8回だと思います。
もちろん、第1回もおもしろいです。
そのほかのものは、演奏の歴史を聴くにはいいですが、いまから聴くとすれば、4つかな。

大阪のローカルオケとしての第1回。
東京での演奏もあり、日本のメジャーとなったのが、第2回。
新日本フィルはやはりオケが違うので、全然スタイルば違います。
最後のものは、やはり完成度が高いです。

ものによって入手が難しいものがありますが、朝比奈さん生誕110周年以降、順次再発売されています。
第1回、第2回、第4回、第5回、第6回、第7回、第8回は、入手可能です。

第5回は2020年4月にタワーレコードから再発されました。

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ブルックナー 交響曲第8番 朝比奈隆 大阪フィル 2001年7月 サントリーホール

ブルックナー 交響曲第8番

朝比奈さんのEXTONによる最後のブルックナーシリーズの1つ。2001年は、朝比奈隆の軌跡というシリーズでブルックナーの演奏が行われた。8番の演奏もあったし、それは録画されて朝日放送で放送された。DVDで出る話があったが、とりやめになってしまった。今回の演奏は、このシリーズとは違い、東京定期演奏会でのライブ。いつもは東京定期は休日に行っていたので行っていたのだが、この年に限って平日に行われた。だからこの東京公演は行っていない。2回やったので、相当きつかったんではないだろうか。映像でも残されている。この年は、8番の演奏頻度が高く、2月に大阪フェスでの定期演奏会、名古屋の演奏会もあった。私はこの名古屋の演奏が一番気に入っており、これも発売されている。2001年7月23、25日、東京、サントリーホール(ライヴ)

さて、発売にはなったものの、帰宅がおそくて、実際手にしたのは、4月5日の昼である。さっそく、この8番から聴いてみる。

とにかく音がいい。すかっとしていて、空間がきれいに出る。今回のSACD化は大成功で、今まで発売されたものとは、かなり音の印象が違う。

大フィルの音もとても美しい。最初の印象は、テンポがかなり速い。しかし、もう最初からブルックナーの世界にひきこまれてしまう独特の世界が始まる。表情が淡々としているが、絶妙の味わいがある。ことに、この最後のブルックナーシリーズは、朝比奈さんのこのころの特徴というか、クレンペラーを意識し、かなりテンポの速くなったというのがよくあらわれている。表面上非常にすっきりとした淡々という印象なのである。だけど、うすいという感じがしなくて、内面からしみこんでいくという、実に感動的な音楽なのである。静かに浸っていたい。それと、微妙にテンポが動く。即興的なスタイルもちょっとある。そういういもしろさもたくさんある。私は、名古屋の演奏がすきだが、今回、このサントリーをまた聴いてあらためてすごいと思った。

たぶん、この印象、この新しいHQ-SACDというメディアも相当寄与していると思う。自然な残響が、表面のミスもうまく隠すような感じもする。

ちょっとテクニカルな話を。

第2楽章のトリオの最終のフルートが4回同じ旋律をくりかすところで、これの最初発売された盤は1小節欠落していたが、その後直したものが発売された。私の友人はすぐにその事実をEXTONに連絡したが、最初はそんなはずはないとの反応だったが、すぐにHPで案内が出て、直接メーカーが1枚目のみ交換をした。レコード店ルートでは受け付けなかった。編集ミスだったようだ。私は交換してもらった。説明と粗品が入っていた。しかし、1枚目の違うCDも持っていてもよかった。今回の盤はちゃんと4回歌っている。

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ブルックナー 交響曲第5番 朝比奈隆 大阪フィル 2001年 シンフォニーホール

ブルックナー 交響曲第5番

朝比奈隆の軌跡シリーズの1つで、SACD化されての再発売。この演奏会も実際にきいている。このシリーズは、シリーズ券で毎回同じ席だったのだが、音響的にあんまりいい席ではなかったのが残念。2001年4月21日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ライヴ)この時期、大阪勤務だったため、朝比奈さんの大阪でのコンサートのほとんどに行けたというのは、実にラッキーだった。このころの朝比奈さんは、まだ元気だった。この演奏会も好調で、実にすばらしいものだった。

朝比奈さんは、このブルックナーの5番をよく取り上げていたが、このザ・シンフォニーホールでは、これが唯一の演奏である。大阪では、いつもフェスティヴァルホールだった。

この演奏会のとき、私は、大阪勤務だったのだが、東京から友人が聴きに来ていた。終演後いっしょにレストランに行ったのだが、そこで、シノポリの急死を知ることになるのである。

聴いてまず思うのは、驚異的な音のよさ。SACDになって、個々の音も良くきこえるし、ものすごく自然な音響で、本当に今ここでやっているように聴こえる。EXTONのこのシリーズがこれほど音がよいのは、やはりオリジナルDSD録音であること、マスターが日本に存在するからだと思う。このソースで、ダイレクトSACD造ってほしい。

第1楽章は、かなりゆっくり目のテンポ。このころの朝比奈さんは、かなりテンポが速くなっているのだが、それはあんまり感じない。ただ、シカゴでやったものよりは早い。なかなか重量感、安定感のある表現。

第2楽章もじっくりとよくきかせてくれる。

第3楽章は、思ったよりテンポは速い。朝比奈調スケルツォで、かなり重量級。

第4楽章になると、この時期のテンポの早い、そして非常に格調の高い表現になる。オケがよく鳴っていて、すばらしい音響。音響に酔いしれてしまい、もうとっぷりと音に浸る幸せを感じる。聴いていると、どこか別世界にいるような錯覚を覚える。ふとわれにかえる、という感じ。きいていて雑念が生じない。それが、朝比奈さんのブルックナー。

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ブルックナー 交響曲第9番 朝比奈隆 大阪フィル 2001年 最後のブルックナー

ブルックナー 交響曲第9番

ハイレゾ音源もあります。

ブルックナー 交響曲第9番 ハイレゾ

SACDHQでの再発、これだけは最初にSACDマルチで発売された。朝比奈さんの公式録音としては最後のもので、最後のブルックナー演奏。そして、大阪での最後の演奏。映像も出ている。

生涯最後の演奏は名古屋でのチャイコフスキーの交響曲第5番でこれは追悼文集とセットになっているが一般発売されていないが、本当に涙涙のすばらしい演奏だった。(私はCDしか聴いていないが)

2001年9月24日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ライヴ)で、この演奏は実際に聴いている。私にとっても朝比奈さんのライブの最後の体験となる演奏会であった。席はシリーズ券で、音響的にはイマイチだったのが、今にして残念に思う。このとき、現れた朝比奈さんは、げっそりやせていて、かなり弱っている感じだった。演奏会も、ちょっとハラハラして聴いていた。

最初に出たSACDは響きが薄く、あんまりSACDとしておもしろいものではなかった。今回、あらためてSACDHQとして出たのだが、これの音の印象がずいぶん違う。ホールトーンが豊かで、響きが実に美しい。オケの響きが以前の盤よりも厚みもある。前回の盤は、EXTONのSACDの初期のもので、その後いろいろ得たノウハウを生かしたのだろう。

この演奏時点では、朝比奈さんの相当指揮の技術もおとろえていて、アンサンブルの乱れもけっこうある。とくに衰えは最初のところに目立ち、アンサンブルの乱れもかなりある。また、大きくフレーズが変わるところも、かなり乱れている。実際みていて、棒もよくわからなかった。しかし、そういうところ、前の盤より気にならない。

第2楽章になってからは、アンサンブルもよくなる。テンポが一定しているので、オケがペースをつかみやすかったのだろう。

第3楽章になると、だいぶ乗ってきて、テンポもそんなに遅くなく、とても充実した響きを聴くことができる。終わり方が、とても美しい。

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ブルックナー 交響曲第7番 朝比奈隆 大阪フィル 2001年

ブルックナー 交響曲第7番

朝比奈さんの最後のブルックナーシリーズ。ハイブリッドによる再発売。生誕100周年ということで、あらためて発売されたもの。SACDであるが、HQでステレオだけ。やはりマルチがほしいと思っていたのだが、この音を聴くと納得してしまう。すばらしく美しい響きである。

朝比奈隆の奇跡のシリーズではなくて、フェスティヴァルホールにおける定期演奏会。これも実際に聴いている。録音は、シンフォニーホールのと比べると、最初はデッドに聴こえるが、すぐに慣れる。

朝比奈さんは、7番を何度も演奏しているし、録音も多い。なんといっても聖フロリアン教会での演奏がすばらしいが、この演奏最晩年のものだが、テンポがはやい。ひびきとしては、ほかの録音とくらべると聖フロリアンのものに一番近いかもしれない。オケの実力は、やはりこの30年で相当向上している。何よりも音の純度が非常に高く、すっきりした表現だが、じっくりとした味わいがあり、実に感動的な演奏。こんな演奏だったかなあ、と今ちょっと意外な感じがしている。

朝比奈さんが、最後に到達した、空前絶後の至福の世界である。この年の終わりに亡くなってしまうのだが、このころは、まだ元気だったような気がする。

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ブルックナー 交響曲第4番 朝比奈隆 大阪フィル 2000年

ブルックナー 交響曲第4番

ハイレゾ音源もあります。

ブルックナー 交響曲第4番 ハイレゾ

朝比奈さんの最後のブルックナー演奏のシリーズ。これをハイブリッドで再発したもの。ただし、ハイクオリティSACDということで、ステレオオンリーである。このシリーズは、第9だけは、最初からSACDで発売されたが、これもHQで出た、
2000年11月27日、ザ・シンフォニーホールでのライブ録音。非常にすばらしい音響空間を再現している。実にのびのびとした音である。やはりステレオに特化したことで、フォーマットの余裕があるのだろう。

これは実際に聴いた演奏。この演奏会は、マネージメントがいつものところでなかったこともあって、めずらしく空席が目立った。最晩年の朝比奈さんのブルックナーといえば、あっという間に売り切れたから、非常にめずらしいことだった。

今、あらためてきいてみる。とてもテンポが速く、比較的さらっとした表現である。最晩年の朝比奈さんは、とくに新日本フィルとブラームスチクルスをやったときにクレンペラーを参考にしたそうだ。昔よりぐっとテンポが速い。

このブルックナーも非常にあっさりとやっている感じもするが、録音もすばらしく、実に至福の音響空間に浸ることができる。NHK交響楽団のものより、さらにすっきりした表現である。しかし、軽いというのではなくて、不思議な快適さの中に、圧倒的な満足感がある演奏。

当時、この年齢になって、またあらたな表現に挑戦、というイメージを抱いたものだが、今改めてきくと、これが到達点なのだ、と感慨深い。NHK交響楽団の名演から1ヶ月たっていない。さすが大阪フィルとの結びつきが、ほかでは絶対きけない響きを出している。

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